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コロナ禍で変わる年末年始の“過ごし方”とは?約9割の人が「年越しは自宅で過ごす」と回答、巣ごもりが顕著に

  • 2020年12月3日
  • Walkerplus

1日の新規感染者が2000人を超え、過去最多を更新するなど、未だ終息が見えない新型コロナウイルス。例年の年末年始は、忘新年会、帰省、旅行、カウントダウンイベント、初詣など人混みや長距離移動を伴う出来事が重なる時期だが、来年はコロナ禍の中ではじめて迎えることもあり、どんな影響が現れるかは未知数だ。そこで今回、ウォーカープラス編集部では、読者約2000人に「年末年始の過ごし方実態調査」に関するアンケートを実施。自粛や新しい生活様式の中で、恒例行事への影響を分析した。※調査はウォーカープラス編集部が2020年10月29日~11月8日、読者2066人にアンケートフォームにて実施。

■忘年会・新年会は「行わない」が53%、行う人も「5人以下でこぢんまりと」
2020年から2021年にかけての忘年会・新年会の予定を聞いたところ、半数以上に当たる人が、「行わない」と回答。次いで「感染防止対策を行っているお店で」が35%、「オンラインで」は5%にとどまった。また、「感染防止対策を行っているお店で」が「行わない」の回答を超えたのは「学生」のみだった。

また、例年であれば団体予約も多く、飲食店の書き入れ時となる年末年始。忘年会・新年会をやるなら「感染防止対策を行っているお店で」と答えた人に、何人程度で行いたいかを聞くと、「5人以下でこぢんまりと」が71%で半数以上の結果に。

さらに、飲食店にあると安心するコロナ対策を聞くと、90%程度の人が「アルコール消毒・検温」や「店員のマスク・フェイスガードの着用」を選択。席の間隔が空いていることも安心材料になるようだ。

■年末年始は68%が「帰省しない」も、「距離が近いから帰る」の声も
お正月といえば家族・親族が一堂に会する家庭も多く、帰省ラッシュも混雑具合も毎年話題となるが、今年の年末年始は「帰省しない」と答えた人が68%と多数派に。「コロナに関係なく帰省の予定はない(35%)」とコロナに関係なく帰省をしない人も多いが、もっとも多かった理由は「実家の家族にコロナ関係で不安を覚えさせたり迷惑をかけたくないから(38%)」で、「コロナになるのが怖いから(17%)」と回答した人の倍以上に。帰省したい思いはあっても家族への配慮を優先して帰省しないことを選んでいることが分かる。

また、帰省すると答えた人も47%がその理由に「距離的に近いから」と回答しており、帰省の交通手段も新幹線や飛行機、高速バスを選ぶ人が少ないことから、比較的感染リスクが少ないという条件付きならば、帰省したいという思いがあるようだ。

■年越しは巣ごもり傾向に。イベント・旅行の予定はごく少数
今年の年越しの過ごし方を聞いたところ、「自宅で過ごす」が88%と大多数。全国各地で行われるカウントダウンイベントやライブへの参加は1%、旅行は、国内・海外合わせても5%と、おでかけを予定している人はごく少数。イベント自体が開催を見合わす例が多いことや、海外へは自主隔離が必要となる渡航先もあることから、自粛とともにそもそも過ごし方の選択肢が限られていることも大きく影響している。

また、お正月のおせち料理は、「手作り(22%)」「お取り寄せ(23%)」「スーパー等で購入(26%)」の合計が71%、「食べない」が24%という結果となり、7割以上の人がなんらかの形でおせちを用意する予定があることが示された。また、おせちの用意もお取り寄せやスーパーでの購入など既製品の需要が大きいこともうかがえる。


■来年の初詣、7割の人が参拝予定あり。オンライン参拝を検討する人も
年のはじめはここから、という人も多い“初詣”。今年の参拝の予定を聞いたところ、58%が「家の近くの神社で」、12%が「有名な神社に行く」と回答。2021年の初詣を予定している人は全体の70%に上った。また、全体の1%とごく少数ではあるものの、今年話題になっている「オンライン参拝」を検討しているという回答もあった。

さらに、神社選びの理由では「恒例だから」が、有名な神社(51%)、家の近く(55%)ともに最多となった。以下、有名神社では「新年を感じたい(19%)」「参拝がしたいから(16%)」と続き、一年に一度の初詣だからこそ自分がお参りしたい神社を選びたいという思いが見える。

一方、「オンライン参拝」または「初詣に行かない」と回答した人は、41%が「コロナウイルス感染症対策のため」、現地での参拝を断念。また、家の近くに参拝する人も、19%が「コロナが怖いから密を避けつつ参拝したい」と答えるなど、多くの人が集まる初詣だけに、新型コロナウイルスを警戒する心理が強いことがうかがえた。

■感染防止一辺倒ではなくリスクとの天秤にかける層が存在
それぞれの回答を振り返ると、忘年会や帰省、初詣など年末年始の恒例行事の行動選択にはいずれも新型コロナウイルス感染症の影響が色濃い。とは言え、3密を避けた少人数での忘年会や長距離の移動を伴わない初詣や帰省なら行うと答えた人も少なくなく、感染リスクを推し量った上で、一定の安全が確保されている状況であれば例年に近い年越しを過ごしたいという意向も少なくないようだ。


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