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【獣医監修】防災の日からはじめる、愛犬想いの「もしもの備え&おいしいレシピ」

  • 2020年9月1日
  • Walkerplus

コロナ禍で多くの人たちが行動制限や緊張を強いられながら、「コロナとどう暮らすか」を考えながら“新しいスタイルの生活”を送っている昨今。多くの人がストレスを抱えながら生活するなかで、実は家族の一員である愛犬にもマイナスの影響が及んでいるとしたら…!?そこで今回、獣医監修のもと、愛犬たちのストレスを軽減する「もしもの備え&おいしいレシピ」を紹介!2020年9月1日の「防災の日」を契機に、“愛犬のためにできること”を考えてみては?
■9月1日は「防災の日」。愛犬のためにできる「もしもの備え」とは?
自粛生活が続くなか、ストレスや困りごとも日々変化しているが、その負荷は愛犬にとっても同じ。そして今後、新型コロナウイルスだけではなく地震や台風、豪雨といった危機が降りかかってくる可能性も考えられる。そこで、9月1日の「防災の日」は、非常時における愛犬のストレスを少しでも軽減できるよう、バンブーペットクリニック院長・藤間友樹先生に話を聞いた。

■「防災の日だから…ではダメ」大事なことは日頃からの“トレーニング”
「当院にも、今回の自粛生活によるストレスなどが原因と考えられる症状で診察に来られたわんちゃん・ねこちゃんがいました。飼い主の生活スタイルの変化があれば当然、わんちゃん・ねこちゃんの生活スタイルも変わり、場合によってはストレスを与えてしまっているかもしれません」と藤間先生。

――非常時に備えて、準備しておくべきことはありますか?

「一般的に非常時に備えるという観点では、ケージ(サークル)、キャリーバッグ、リード、首輪(あるいはハーネス)、ペットフード、療法食・薬、ペットシーツといったものを準備しておくことが考えられます。加えて、混合ワクチン接種証明書、狂犬病予防注射済証の準備をおすすめします。災害によって愛犬と避難所等へ避難しなければならなくなったとき、わんちゃんとの同伴避難が認められている場所であっても、混合ワクチン接種証明書、狂犬病予防注射済証の確認ができないと受け入れてもらえないケースがあります(※ワクチンについては、飼い主によってさまざまな考えがあるかと思いますが、非常時に何かあってからでは遅いので主治医と相談し判断しましょう)」

「また、ケージ(サークル)、キャリーバッグを準備するだけでなく、ケージ(サークル)やキャリーバッグに入ることを嫌がらないように日頃からトレーニングを行って慣らしておく、決められた場所で排泄ができるようにトレーニングしておくといったことが大事です。慣れない状況や環境でのわんちゃんのストレスを少しでも軽減できるように、L-トリプトファン配合のフードやサプリ、ヤギミルクなどをうまく取り入れる方法もあります。お気に入りのおもちゃなどを見つけておくのもいいですね」

■愛犬のストレスを軽減!消化によくておいしい「マッシュかぼちゃ」
慣れない生活スタイルや環境でも、普段と変わらず栄養バランスの摂れた食べ物を食べさせることが愛犬の健康にはとっても大事。けれど、ストレスによって、愛犬が体調を崩してしまうといったことも考えられる。そこで、非常時に誰でも簡単に作ることができ、さらに消化によくておいしい「もしものレシピ」を紹介。今回は、IMPREST CAFE by anea cafe hatchobori・吉田桜子さんに、身近な食材から作れる“おいしいレシピ”を考えてもらった。

<材料(1食分)>

かぼちゃ 約70グラム
鶏のササミ 約25グラム 
豆乳 約20ミリリットル

<作り方>

【下ごしらえ】
かぼちゃは茹でる前にワタとタネを取り除き、火の通りが早くなるように一口大のサイズにカットしておく。ササミにスジがある場合は、取り除いておく。

1. 鍋に水を入れ、水の状態からササミを茹でる。中火で熱し、沸騰する直前で火を止める。そのまま余熱で15分ほど置き、完全に火が入る前に湯から出す。割ってみて赤みがなくなっていたらOK。

2. 鍋に水を入れ、水の状態からかぼちゃを茹でる。強火で10分ほど火を通す。箸を刺してみてスーッと通ったら湯から出す。

3. 柔らかくなったかぼちゃの皮をカットする。スプーンでかぼちゃをマッシュしながら香りづけに豆乳を加える(※豆乳の量はお好みで調整を)。

4. 冷めたササミを手でさく。

5. かぼちゃとササミをあえる。

かぼちゃは、βカロテン、ビタミンC、食物繊維などを含んでいるので、抗酸化作用が期待でき、消化によい食材。そして、ササミは低脂質・低カロリー・低糖質。人も愛犬も安心して食べられる「マッシュかぼちゃ」、ぜひ一度試してほしい。


■「もしもの備え」を教えてくれたのは…
バンブーペットクリニック 院長・藤間友樹先生
生まれ育った学芸大学エリアで、地元の方々にとって、何でも気軽に相談できる、愛される病院を目指し「バンブーペットクリニック」を開業。ペットの夜間救急を担当していた経験から、飼い主に病状や治療計画、投薬などを丁寧に説明することに努め、さまざまな外科手術、歯科治療など幅広い治療を行っている。

■「もしもの時のおいしいレシピ」を教えてくれたのは…
IMPREST CAFE by anea cafe hatchobori ワンちゃんメニュー開発担当・吉田桜子さん
6月にオープンしたばかりのIMPREST CAFE by anea cafe hatchoboriは、都内で3店舗展開するAnea Cafeの系列店で愛犬と一緒に食事を楽しめるドッグカフェ。スタイリッシュな居心地のよい空間で、アラカルトから本格的な肉料理、季節を感じるスイーツまでを味わえる。アネア動物病院の獣医監修の愛犬用メニューも人気。


レシピ監修:IMPREST CAFE by anea cafe hatchobori 
撮影:ロックンロール・ジャパン 
取材・文:車バイバル

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