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東北を登山するならいまがおすすめ!夏に登りたい東北の日本百名山4選

  • 2023年8月8日
  • tenki.jp

日本百名山をすべて登るというのは、登山愛好家にとってひとつのステータスですが、悩ましいのが雪国の百名山の存在です。秋から春にかけて雪が積もることもあり、初級者レベルでは挑戦できる期間が限られてしまいます。そういう意味で東北の百名山には夏に登るのがおすすめです。

そこでここでは、今年の夏に挑戦してもらいたい、東北の百名山を4座ご紹介します。いずれも比較的難易度の低い山ばかりで、初心者レベルでも準備をしっかりしておけば登れる山ばかりです。ぜひ夏休みを利用した日本百名山の登山計画に役立ててください。

エメラルドグリーンの御釜は必見「蔵王山(熊野岳)」

蔵王山は宮城県と山形県にまたがる日本百名山で、天気がよければ太平洋や東北の山々が視界に広がり、雄大な大自然を感じさせてくれます。そして蔵王山のシンボルともいえる幻想的なエメラルドグリーンの御釜など見どころが多いのもおすすめの理由のひとつです。

また、ロープウェイもあるのでいざというときにはエスケープして下山もでき、山頂周辺には避難小屋も用意されているので、初心者でも問題なく挑戦できます。ただし、活動的な活火山ですので、登山前には安全性をきちんとチェックしておく必要があります。

都道府県:宮城県・山形県
標高:1,841m
ルート長(往復):約8.3km(大黒天登山口-蔵王山往復コース)
アクセス:JR白石蔵王駅からバスで約1.5時間、大黒天バス停下車すぐ

幻想的な色をした御釜など見どころがいっぱい
幻想的な色をした御釜など見どころがいっぱい


初心者でも手軽に登れる高低差の少ない日本百名山「八幡平」

百名山と聞くと、登山口から1,000m以上も登るイメージがあるかもしれませんが、岩手県にある八幡平は登山口から山頂までの標高差はなんと70mほどしかありません。さらに山頂の気温は25℃以下なので熱中症リスクも少なく、小さなお子さんと一緒でも楽しめます。

東北でも人気の高い山で、5月から6月は「八幡平ドラゴンアイ」、9月から10月は紅葉を目当てに多くの観光客が訪れますが、8月は比較的登山客も少なく、ゆっくりと大自然や温泉を満喫できるのもおすすめの理由になります。

都道府県:岩手県
標高:1,613m
ルート長:約4.0km(湿原周回コース)
アクセス:JR盛岡駅からバスで約1時間45分、八幡平頂上バス停下車すぐ

高低差がかなり少ないのでハイキング気分で歩けます
高低差がかなり少ないのでハイキング気分で歩けます

さまざまな高山植物が咲く花の名山「早池峰山」

早池峰山は約200種類の高山植物が咲く、花の名山としても知られています。さらに薬師岳を含めた早池峰連峰の高山帯は国の特別天然記念物(早池峰山及び薬師岳の高山帯・森林植物群落)の指定を受けており、いくつもの希少植物を観察できます。

そのような環境を守るために、山頂トイレは携帯トイレ専用となっており、携帯トイレを準備して登る必要があります。もちろん植物の採集は禁止されているなど、さまざまな制限がありますが、ここにしかない景色を楽しめるので、ぜひ登ってもらいたい日本百名山のひとつです。

都道府県:岩手県
標高:1,917m
ルート長(往復):約4.9km(早池峰山 小田越コース)
アクセス:JR新花巻駅からバスで約1時間20分、小田越バス停下車すぐ

色とりどりの高山植物が登山客を出迎えてくれます
色とりどりの高山植物が登山客を出迎えてくれます

ロープウェイがあるから初心者でも安心「八甲田山」

映画「八甲田山」の影響もあり、八甲田山は難易度の高い山というイメージがあるかもしれません。ところが夏の八甲田山はそれほど難易度が高くなく、しかもロープウェイがあり、登山道もきちんと整備されているので、登山初心者でも安心して挑戦できる百名山になります。

標高はそれほど高くありませんが、青森の山ということもあり、さまざまな高山植物が出迎えてくれるのが夏の八甲田山の魅力です。活火山ですので事前に下調べが必要になりますが、安全な状態なら、ぜひこの夏に登ってもらいたい日本百名山のひとつです。

都道府県:青森県
標高:1,585m
ルート長:約8.6km(八甲田大岳〜毛無岱 周回コース)
アクセス:JR青森駅からバスで約1時間10分、酸ヶ湯温泉バス停下車すぐ

登山初心者でも挑戦できる日本百名山
登山初心者でも挑戦できる日本百名山

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