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今夜19時半前に「きぼう」が通過 関東や北日本で観測チャンスあり

  • 2024年3月31日
  • tenki.jp

今夜は午後7時25分頃に日本列島上空を「きぼう」が通過します。関東から北日本を中心に観測が期待できます。

「きぼう」とは

国際宇宙ステーション(ISS)とは地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はそのうちの日本実験棟です。ISSはサッカー場くらいの大きさです。

地上から見ると、光の点が飛行機よりも速いスピードで流れていくように見えます。画像の光の線は「きぼう」の航跡で、およそ10秒で線一本分進みます。

肉眼では光の点にしか見えませんが、望遠鏡で見てみるとはっきりと姿を観測できます。そしてよく見てみると、機体自体の見え方も常に変化しています。

スマートフォンでも撮影可能

画像B

条件次第では肉眼でも見ることができます。そして、スマートフォンで十分に撮影可能です。写真は実際に東京都内で、スマートフォンで撮影したものです。

通過予想時刻の3分くらい前から、出現が予想される方角の空を、なるべく視野を広くして探すことがコツです。
光の点が、飛行機よりも速いスピードで流れていくため、見逃さないように探してみて下さい。

途中でISSが空に消える!?

画像C

ISSは自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝いています。地上からISSを見るための条件は、地上は夜でISSがいる上空が昼であること。

ISSは上空400kmにあることから、夕方に地上で日が落ちてからもしばらく太陽に照らされています。地上からはこの光の反射を追うことで、観測をすることができます。

ただ、地上からの観測中にISSが「夜のエリア」に入ってしまうと、反射した光が届かなくなって、急にISSの光を見失うことになります。今回も観測の途中に、急に空に消えるように見えるはずです。

関東〜北日本でチャンスあり

画像D

今夜は関東や北日本を中心に晴れて、「きぼう」の観測を期待できます。夜は風も比較的穏やかな所が多く、関東や東北で冷え込みは弱いため、観測する条件は良さそうです。

一方、東海や西日本は、西から近づく前線の影響で、夜は天気の崩れる所がある見込みです。日本海側の一部で、雲の隙間から観測のチャンスがありそうです。

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