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16日にかけて日本海側では大雪や猛吹雪の恐れ 積雪増加による建物の被害に警戒

  • 2024年1月13日
  • tenki.jp

明日14日(日)から16日(火)にかけて、日本海側を中心に大雪や猛吹雪の恐れがあります。雪の量が増え、北陸の被災地では建物が雪の重みによって倒壊するなど影響が出る可能性もあります。最新の情報を確認しつつ、大雪への備えを進めてください。

明日14日は天気が下り坂 午後は雷雨に注意

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明日14日(日)は、日本付近は冬型の気圧配置が緩み、日中は高気圧に覆われる見込みです。ただ、天気の変化は早く、日本海に前線を伴った低気圧が発生し、午後には北日本に近づくでしょう。

そのため、昼間は晴れる所が多くなりそうです。日本海側も雲が多めでも日差しは届くでしょう。貴重な晴れ間となりますので、有効にお使いください。ただ、朝は冷え込みが強まる所は多く、雪が積もっている所や路面が濡れている所では、凍結する恐れがあります。大学共通テスト2日目です。足元には注意して、暖かい服装で会場に向かうとよさそうです。

午後になると、日本海側では雨や雪の降る所が徐々に多くなり、夜は九州から北海道の広い範囲で雨や雪となるでしょう。明日はまだ、寒気の流れ込みはそこまで強くはないため、東北でも雨の降る所が多くなりそうです。雪が多く残っている地域では雪どけによる落雪などに注意が必要です。また、大気の状態も不安定になるため、雷を伴い降り方が強まる所もあるでしょう。

明後日15日(月)と16日(火)は大雪に警戒

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明後日15日(月)になると低気圧や前線は北日本を通過し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になるでしょう。上空には強い寒気が流れ込み、上空1500m付近で、平地で雪になる目安とされているー6℃の寒気が中国地方や四国付近まで南下する予想です。

明後日15日(月)は、九州から北海道の日本海側では広い範囲で雪や雨が降るでしょう。特に北陸から北海道にかけては雪や風が強まりそうです。大雪や猛吹雪となる所もありますので、交通機関が乱れることもあるでしょう。山沿いなどでは雪が短い時間で積もることもありますので、ご注意ください。太平洋側は晴れる所が多くなりますが、東北など一部で雪雲や雨雲が流れ込むことがありそうです。

16日(火)も強い冬型の気圧配置は続くでしょう。北陸や東北から北海道の日本海側では雪が降り、雪の量がさらに増える見込みです。最初の図は16日(火)正午までの72時間の降雪量を表したものになりますが、北陸や東北、北海道では80センチ以上の赤い所が多く、新潟県の標高の高い地域を中心に100センチ以上のピンクの所も見られます。元日の大地震で特に被害の大きかった、能登地方もオレンジ色の30〜50センチの雪が降る予想となっています。地震によって家屋など被害を受けている建物もあると思います。そこに雪が積もると倒壊の恐れもありますので、十分に注意が必要です。また、16日(火)は気温も平年より低い所が多く、厳しい寒さとなるでしょう。体調管理にもご注意ください。

思ったよりも雪は重い?

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空から降ってくる雪は、軽そうに思えますが、屋根に積もった雪は、意外と重いので、甘く見てはいけません。100平方メートルの屋根に10センチの雪が積もると、その重さはなんと約1.5トン。これは、力士約10人分に相当する重さなのです。

雪の重みで、屋根への負担が大きくなると、屋根が損傷してしまう恐れがあります。雪がどんどん積もってしまう前に、早めの雪下ろしが必要です。雪下ろしをする際は、慣れていても必ず2人以上で、声を掛け合い、安全を確かめてから行いましょう。一階の屋根など、低い屋根に上っていても、転落する危険性がありますので、油断はできません。疲れたら十分に休憩をとって、無理な作業は絶対にやめてください。

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