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明日7日 西日本の広範囲に黄砂飛来 9日は北日本にも飛来か 交通への影響にも注意

  • 2023年12月6日
  • tenki.jp

明日7日、西日本や沖縄の広い範囲に黄砂が飛来する見込みです。視程は10キロメートル未満となるでしょう。視程5キロメートル未満になると交通に影響が出る可能性も。また、9日には北日本にも黄砂が飛来する予想が出ています。洗濯物は部屋干しをした方が良いでしょう。

明日7日 西日本の広範囲に黄砂飛来

明日7日、西日本や沖縄の広い範囲に黄砂が飛来する見込みです。

明日7日、西日本や沖縄に飛来する黄砂の視程は10キロメートル未満となるでしょう。視程が5キロメートル未満となった場合には、交通に影響が出るおそれがありますので、十分注意をしてください。

黄砂は春に飛来することが多いですが、先月11月23日は福岡で、24日と28日は沖縄で黄砂を観測しました。

12月に黄砂が飛来することは比較的少ないですが、気象庁が現在、黄砂の観測を行っている全国11地点のうち、昨年(2022年)は福岡で12月13日と14日に黄砂を観測しました。
2010年12月は、12月3日(大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇)、4日(那覇)、11日(広島、福岡、鹿児島)、23日(高松)と、12月に4回黄砂の観測がありました。

9日は北日本にも黄砂が飛来する予想

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また、9日には北日本にも黄砂が飛来する予想が出ています。北海道に流れ込んだ後、東北や北陸にも黄砂が飛来する見込みです。
黄砂が付着しないように、洗濯物は部屋干しをした方が良いでしょう。黄砂によって、アレルギーなど症状がひどくなる方はサイズの合うマスクを使用するなど、十分に注意してください。

黄砂はどこから? 影響は?

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3〜5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋や冬に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

黄砂が体に与える影響

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環境省によりますと、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。

①黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。

②黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されています。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。

③黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられています。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されています。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要です。

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