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1か月 11月に入っても高温 あす20日〜今季一番の寒気南下 その後の寒暖差注意

  • 2023年10月19日
  • tenki.jp

気象庁はきょう19日、この先の1か月予報を発表。全国的に気温は平年より高く、11月に入っても「高温傾向」が続く見込み。あす20日以降は、北日本や東日本の上空には、今季一番の寒気が南下するものの、その後は再び気温が上昇。広範囲に「高温に関する早期天候情報」が発表。

季節は着実に前進 あす20日夜〜今季最強の寒気南下

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きょう19日(木)に発表された1か月予報によると、この先1か月の気温は、全国的に平年より高い見込みです。
ただ、季節は着実に進んでおり、あす20日(金)夜以降は、北日本から東日本の上空に、この秋一番の強い寒気が南下する見込みです。

上空1500メートル付近の寒気の予想では、0℃以下の山に雪を降らせる目安となる寒気が、あす20日(金)夜以降、北海道の上空から流れ込み、21日(土)から22日(日)にかけて東北や北陸や関東北部まで南下する見込みです。北海道だけでなく、東北や北陸、長野県、関東北部の標高の高い山では雪が降り、積もる恐れがあります。

北海道の日本海側は平地でも初雪の可能性があり、東北や北陸、長野県、関東北部でも、標高の高い場所では、雨から雪に変わる所がある見込みです。積雪の恐れがあるため、週末、峠道を車で運転される予定のある方は、必ず冬用のタイヤを装備してください。雪道に慣れていない方は運転を控えてください。

この週末は太平洋側も風が冷たく、朝晩は暖房が欲しくなるほど冷えそうです。ただ、この寒気の南下は一時的で、その後は再び気温が上昇しやすくなるでしょう。

広い範囲に高温に関する早期天候情報が発表 寒暖差注意

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気象庁はきょう19日(木)、北海道、東北、北陸、関東甲信、東海、近畿、中国地方、九州北部を対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表される情報です。

あす20日(金)以降に南下する寒気の影響で、この週末は全国的にいったん気温が下がり、11月並みの肌寒さになりそうです。ただ、来週の半ば以降は、再び暖かい空気が流れ込みやすくなり、気温が平年より高い日が多くなるでしょう。

気温の変化がこれまで以上に激しくなりそうです。農作物の管理には注意が必要です。また、寒暖差で体調を崩さないように十分ご注意ください。

※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

11月中旬にかけて 秋の行楽日和が多め

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この先1か月、天気は数日の周期で変わるでしょう。ただ、東日本や西日本の太平洋側では、高気圧に覆われやすい時期がある見込みです。

東、西日本の太平洋側で、降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い見込みです。
11月中旬にかけて、関東から九州では太平洋側を中心に、比較的秋の行楽を楽しめる陽気になる日が多いでしょう。ただ、季節はゆっくりと冬に向かうため、急な寒さにはご注意ください。

北日本や北陸、西日本の日本海側や沖縄・奄美の降水量や日照時間は、平年並みでしょう。
強い寒気が流れ込んだ場合は、まとまった雪が降る可能性もあります。雪の情報には十分ご注意ください。急な寒さや雪に気を付けながら、冬支度を進めていきましょう。


【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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