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秋晴れ続く今週は星空観察のチャンス 10月下旬はオリオン座流星群や部分月食も

  • 2023年10月16日
  • tenki.jp

今週は20日(金)に広く曇りや雨となるほかは、太平洋側を中心に晴れる日が多く、星空観察によさそう。きのう15日(日)新月を迎えたばかりで、ここ数日は月明かりに邪魔されることなく星空を楽しめるでしょう。今週末はオリオン座流星群、さらに来週末は部分月食など、この先は天体イベントが目白押しです。

10月の星空

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10月も後半に入り、日の入り時間が早くなってきました。秋の夜長、じっくりと星空を眺めるのもよいでしょう。

この時期、夜空では大きな四角形に並ぶ4つの星が目につきます。「秋の四辺形」や「ぺガススの大四辺形」と呼ばれ、秋の夜空を彩る四角形は秋の星座のガイド役にもなります。

今週は20日(金)に広く曇りや雨となるほかは、太平洋側を中心に晴れる日が多いでしょう。一番上の画像は今夜の「星空指数」です。今夜は関東から九州を中心に星空指数が高くなっており、空いっぱいの星空を満喫できそうです。なお、きのう15日(日)に新月を迎えたばかりですので、ここ数日は月明かりに邪魔されることなく星空を楽しめるでしょう。

さらに今週末はオリオン座流星群、来週末は部分月食と、この先は天体イベントが目白押しです。

22日(日) 「オリオン座流星群」が極大

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22日(日)は、「オリオン座流星群」の活動が極大となります。極大時刻は午前9時頃で太陽が昇っていますので、21日(土)の深夜から22日(日)の未明にかけてが見ごろです。月明りの影響はほとんどなく、条件は良いでしょう。1時間あたりの流星数は5個程度です。

極大を中心とした前後数日間は見られますので、極大にこだわらず、晴れている日に観察するとよいでしょう。

24日(火) 月が土星に接近

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24日(火)には、日の入り後の南の空で、上弦過ぎの月と土星が近づきます。また、土星の左下のやや離れた位置には、秋の星座で唯一の1等星である、みなみのうお座のフォーマルハウトが輝きます。

毎日の月の変化や、惑星など星々との距離の変化を楽しむのもよいでしょう。

29日(日) 「部分月食」

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29日(日)午前5時24分に満月を迎えます。
この日の明け方には「部分月食」が起こり、部分食の始まりから終わりまでをほぼ日本全国で見ることができます。(小笠原諸島などでは、月が欠けたまま沈む「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」となります。)

月食は、月が地球の影に入ることによって起こります。今回起こるのは、地球の影(本影)によって月の一部が隠される「部分月食」です。今回の月食では、月の直径の12.8パーセントまでしか地球の影に入り込みまず、あまり大きくは欠けません。

国立天文台によりますと、部分食が始まる(月が欠け始める)のは4時34分頃です。月は徐々に地球の影に入り込み、5時14分頃に月が最も欠けます(食の最大)。その後、月は徐々に地球の影から抜け出し、5時53分頃に部分食が終わります。

部分食が終わって間もなく、月の入りとなります。部分食の終わり頃には月の高度が低くなりますので、西の空が開けた場所で観察するとよいでしょう。

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