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北海道の1か月予報 気温は高めで経過するも 雪の便りが届く頃に

  • 2023年9月28日
  • tenki.jp

向こう1か月は、気圧の谷や上空の寒気の影響で、日本海側の降水量が平年より多い予想となっています。また、気温は平年より高い見込みすが、一時的に上空に強い寒気が流れ込むと、山では雪に変わって積雪状態となったり、平地でも雪のちらつく可能性があります。

1週目(9月30日〜10月6日) 山では雪も?

今日(28日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
明日(29日)は高気圧が張り出し、日中は全道的に晴れ間が広がるでしょう。しかし、大気の状態がやや不安定なため、道東方面の山沿いなど一部では日中ににわか雨の所がありそうです。雨の量は少ないですが、日差しがあっても天気の急変に注意してください。
30日土曜日も広く晴れ間が出ますが、午後は西から次の気圧の谷が近づくため、道北や道央、道南方面など西半分の地域で雨が降りやすくなるでしょう。1日日曜日は雲に覆われ、午前を中心に雨の降る所が多くなります。週末の外出には広い範囲で雨具が必要となりそうです。

2日月曜日以降は、上空の寒気が強まる見込みです。
6日から7日にかけては西高東低の冬のような気圧配置となり、日本海側を中心に寒気の影響で、しぐれる所も多くなるでしょう。また、旭岳や黒岳など、標高の高い山では雨が雪に変わることもありそうです。雪が積もり、山麓から目視できれば初冠雪となるため、山からの雪の便りがこの頃には届くかもしれません。

気温は最低、最高ともに平年より高い日が多い見込みです。
朝晩の冷え込みはこの時期としては弱く、日中は23度くらいまで上がる日が多くなるでしょう。ただ、秋のこの季節は日々の気温差や、一日の中の寒暖差で自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなるといわれています。体調管理には十分に注意してください。

2週目(10月7日〜13日) ストーブの点検は早めに

日本海側とオホーツク海側は、数日の周期で天気が変わりますが、気圧の谷や寒気の影響で、平年に比べて曇りや雨の日が多くなるでしょう。北海道付近の海水温が高くなっているため、海上で雲が湧いて、例年よりも日差しがあってもパラパラと雨が降るような、しぐれやすい天気となりそうです。一方、太平洋側では平年と同様に、晴れる日が多くなる見込みです。

気温は、ほぼ平年並みで経過するでしょう。
日中でも上着が欲しくなるような肌寒い気温となり、いよいよ朝晩はストーブの出番となる所も出てきそうです。いざ使うときに困ることのないように、今のうちにストーブなど暖房器具の点検を行っておくと良いでしょう。

3〜4週目(10月14日〜27日) 平地でも雪の季節に

画像C

日本海側は曇りや雨の日が多くなるでしょう。オホーツク海側と太平洋側は、平年と同様に数日の周期で天気が変わり、晴れる日が多くなる見込みです。

気温は平年より高い予想で、遅めに始まった紅葉も、いつもより長めに楽しむことができるかもしれません。ただ、一時的に上空に強い寒気が流れ込むと、降るものが雨から雪へ変わることもありそうです。

なお、10月後半にもなると、平地にも雪の便りが届き始める頃になります。
主な都市の初雪の平年日は、稚内と旭川で10月19日、網走で10月30日となっています。タイヤ交換や冬囲いなど本格的な冬に向けての準備は、早め早めに行うようにしてください。
今シーズンは全国的に紅葉が遅くなっていますが、北海道も同様に、例年よりは紅葉の見頃が遅くなりそうです。そのため、木々が鮮やかに色づく中で、雪のちらつく風景を見られる所もあるかもしれません。

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