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すでに岩手で最高気温34℃ 東京は今年86回目の真夏日 記録的に遅い猛暑日予想も

  • 2023年9月18日
  • tenki.jp

三連休最終日「敬老の日」も、午前中から9月とは思えない暑さです。11時までの最高気温は、岩手県久慈市で34.3℃を観測し、仙台市・東京都心・名古屋市・大阪市などでも、すでに30℃を超えています。午後は東北や関東など、最高気温が35℃くらいまで上がる所がありますので、高齢者の方々に暑さ対策を呼び掛けるなど、熱中症に十分お気をつけください。

午前中から厳しい残暑 東京など年間真夏日最多記録を更新

18日(月:敬老の日)は、東北〜九州を中心に、午前中から気温がグングン上がっています。

11時までの最高気温は、岩手県久慈市で34.3℃と、すでに34℃を超えている所もあります。東京都心は33.2℃と今年86回目の「真夏日(最高気温30℃以上)」で、仙台は33.0℃と今年64回目の「真夏日」になり、共に年間の真夏日最多記録をさらに更新しました。

他にも、秋田市・福島市・前橋市・横浜市・長野市・甲府市・静岡市・名古屋市・新潟市・金沢市・京都市・大阪市・神戸市・広島市・松江市・鳥取市・高松市・松山市・宮崎市などでも、最高気温が30℃を超えています。すでに真夏日になった所は、440地点を超えて、全アメダスの約5割に達しています。

ちなみに、この時期の平年の最高気温は、東京都心では27.0℃ですので、今年は特に「厳しい残暑」が「長く続いている」ということが良くわかると思います。

午後も危険な暑さ 9月なのに予想最高気温35℃も

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午後も、気温はさらに上がり、危険な暑さの所もあるでしょう。

気象庁が11時に発表した予報では、最高気温は、岩手県宮古市・前橋市・さいたま市・埼玉県熊谷市で35℃の予想です。岩手県宮古市・前橋市・さいたま市では、もし「猛暑日(最高気温35℃以上)」になれば、過去最も遅い記録です。

東京都心・長野市・甲府市・松山市は34℃、大阪市・松江市・高松市は33℃まで上がるでしょう。

熱中症情報を見ますと、仙台市・東京都心・高知市・那覇市は一番上の「危険」レベル、名古屋市・大阪市・新潟市・金沢市・広島市・福岡市・鹿児島市は「厳重警戒」レベルです。

9月とは思えない暑さですので、熱中症対策が欠かせません。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。

衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。

ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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