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厳しい残暑の1週間 都心は猛暑日の最晩記録更新か 南の海上に活発な雲 動向に注意

  • 2023年9月9日
  • tenki.jp

この先1週間は、厳しい残暑となるでしょう。九州〜東北の広い範囲で最高気温30℃以上、35℃以上の猛暑日の所も。東京都心や名古屋市など、猛暑日の最も遅い記録を更新か。一方、南の海上は発達した積乱雲がボコボコ発生中。台風シーズンが続くため、今後の動向に注意が必要です。

厳しい残暑 真夏日続出 35℃以上猛暑日の所も

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この先1週間は、夏の太平洋高気圧が次第に張り出しを強め、厳しい残暑となりそうです。

最高気温は、九州〜東北の広い範囲で30℃を超え、記録的な大雨となった千葉県・茨城県・福島県でも30℃以上の真夏日が続き、福島市などでは35℃以上の猛暑日の所もありそうです。大雨被害の復旧作業は、こまめに水分や休憩をとり熱中症にご注意下さい。

湿った空気の影響で、九州〜近畿などでは雨マークの日も、真夏日が続きます。湿度が高いため、熱中症リスク大。夜も気温の下がり方が鈍いため、引き続き、真夏並みの熱中症対策が必要です。

暑さの記録 更に更新する1週間か

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今年は、各地で暑さの記録を更新中ですが、この先1週間は更に更新しそうです。

仙台市は、きょう9日(土)で真夏日が57日目(これまでの最多:2010年の48日)と、真夏日の年間最多記録を更新中。

秋田市は、きょう9日(土)で47日目となり、この先1週間も真夏日が続くため、真夏日の年間最多記録(1943年:48回)を大幅に更新する見込みです。

東京都心は、きのう8日(金)・きょう9日(土)と2日連続で30℃を下回りましたが、この先は33℃前後まで上がる見込みです。今年は、年間真夏日が77日と、すでにこれまでの記録(2010年:真夏日71回)を大幅に更新していますが、更に最多記録を更新する見込みです。

猛暑日の最も遅い記録を更新か

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今年は、全国的に暑さの記録を諸々更新しています。最高気温35℃以上の猛暑日の最も遅い記録は、札幌などで過去の記録を大幅に更新しました(昨年まで札幌の猛暑日最晩記録:1999年8月8日の35.2℃)。

東京都心や名古屋市では、猛暑日の最も遅い記録は「9月12日」ですが、今年は更新する可能性がありそうです。

厳しい暑さが長く続くため、体調管理や農作物の管理など、引き続きご注意下さい。

日本の南海上 発達した雲がダブルで発生中

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9日15時現在、日本の南の海上には、低圧部に伴う発達した積乱雲がダブルで見られます。

「低圧部」とは周辺より気圧が低く、低気圧性循環(反時計回り)はみられるものの、その中心がはっきりしない熱帯擾乱のことです。中心がはっきりすると、「熱帯低気圧」と呼び名が変わり、さらに最大風速が17.2m/s以上になると「台風」と呼ばれます。

現時点では、沖縄の南の低圧部はあまり発達しない予想ですが、マリアナ諸島付近にある低圧部は発達させている気象予測モデルもあります。北日本付近〜日本海には秋雨前線が停滞するため、前線+熱帯擾乱=大雨のパターン。今後も動向に注意が必要です。

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