きょう9月1日は、南の海上に3つの台風が発生しており、日本海には秋雨前線が停滞しています。このため、高波や強風に警戒、注意が必要な地域があります。東北北部や北海道では、大雨になる所があるでしょう。
きょう9月1日は、雑節のひとつ、「二百十日」。立春から数えて210日目です。
この頃は稲が開花する時期ですが、農作物に影響を与える台風に見舞われることも多い時期でもあります。「八朔(はっさく)」、「二百二十日」とともに、農家の三大厄日として知られています。台風の影響は、農家だけでなく、漁師にとっても海に出られるか、大きな問題でもあります。
きょう9月1日は、南の海上に3つの台風が発生しています。一方、日本海には秋雨前線が停滞しています。北海道付近では等圧線が込み合うでしょう。このため、高波や強風に警戒、注意が必要な地域があります。
南の海上には、台風が3つ発生しています。今後、日本に影響があるのは、台風11号と台風12号です。
沖縄や九州から近畿の太平洋側、小笠原諸島の海は、すでに波が高まっています。高波に注意してください。沖縄ではあす2日かけて、小笠原諸島ではあす2日から3日にかけて、警報級の高波になる可能性があります。厳重な警戒が必要です。
【台風11号】
きょう9月1日午前3時、台風11号は、日本の南を西北西へ時速15キロで進んでいます。中心の気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30メートルで、風速25メートル以上の暴風域を伴っています。
台風11号は、今後、発達しながら西よりへ進み、3日にかけて、強い勢力で、沖縄地方に接近する恐れがあります。台風11号の暴風域は比較的狭く、台風が近づくと急に暴風が吹きます。あす2日から3日にかけて、先島諸島では一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広範囲に飛散する恐れもある猛烈な風が吹く見込みです。備えは、今日中にしておいてください。
【台風12号】
台風12号は、南鳥島近海を北北西へ時速20キロで進んでいます。中心の気圧は992hPa、中心付近の最大風速は25メートルです。
台風12号は、今後、発達することはありませんが、2日から3日頃にかけて小笠原諸島に近づく見込みです。高波に警戒、強風や高潮などに注意が必要です。
【台風9号】
台風9号は、南シナ海を西北西へゆっくり進んでいます。中心の気圧は940hPa、中心付近の最大風速は50メートルで、非常に強い勢力です。今後も西よりへ進むでしょう。
きょう9月1日、日本海には、秋雨前線が停滞しています。秋雨前線は、日本海を南下し、北海道にかかるでしょう。前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になる見込みです。
日本のはるか東には太平洋高気圧があり、北海道付近で等圧線が込み合うでしょう。
沖縄は、雨雲がかかり、雷が鳴ることがある見込みです。東または北よりの風が強まるでしょう。
九州は、雨や雷雨の所が多く、長崎県の壱岐対馬や五島では、昼前まで非常に激しい雨が降る所がある見込みです。
中国地方、四国、近畿から東北南部は、強い日差しが照り付ける所が多いでしょう。にわか雨は山沿いの一部に限られそうです。
東北北部や北海道では、広く雨が降り、雷雨や激しい雨になることがある見込みです。あす2日にかけて大雨になる所があるでしょう。日本海側では、南よりの風がやや強く吹き、波が高くなる所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、高波や強風に注意、警戒ください。
