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北海道や東北、北陸付近に発達した雨雲 所々でザーザー降りの雨 台風10号の影響も

  • 2023年8月28日
  • tenki.jp

きょう28日(月)正午現在は、北海道や東北、北陸付近に発達した雨雲がかかり、所々で雨脚が強まっています。北海道から北陸は午後も雨雲がかかりやすく、関東から九州も山沿いを中心に急な激しい雨や雷雨に注意が必要です。

一部で雨雲が発達 台風10号の影響も

きょう28日(月)正午現在、台風10号が三陸沖を北上しており、台風周辺の湿った空気が北日本を中心に流れ込んでいます。この湿った空気や気圧の谷の影響で、北海道や東北、北陸周辺と山陰沖の所々に雨雲があります。雨の範囲はそれぞれ狭いものの、雨雲は一部で発達して、局地的に強い雨を降らせています。

未明には新潟県長岡市の寺泊で1時間に22.5ミリの強い雨を観測。長崎県対馬市の鰐浦でも午前10時前までの1時間に24.5ミリと、どしゃ降りの雨となりました。そのほか昼前には新潟県や石川県、岩手県などのあちらこちらで1時間に10ミリ以上のザーザー降りの雨を観測しています。

なお、新潟地方気象台によると、午前6時頃には新潟県長岡市寺泊の西の沖合の海上で竜巻が目撃されました。新潟県は竜巻の発生しやすい状態が続いており、竜巻注意情報が繰り返し発表されています。

局地的な激しい雨に注意

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台風10号は次第に東北から離れますが、午後は気温の上昇もあって、局地的に雨雲の発達しやすい状態が続きそうです。

北海道では午後も東部で雨が降ったりやんだりでしょう。南西部や北部は晴れ間が出ますが、夕方にかけて所々でにわか雨がありそうです。
東北は、青森県から岩手県の太平洋沿岸部を中心に雨雲がかかりやすく、昼過ぎまでは局地的に激しく降るでしょう。
北陸は変わりやすい天気で、急な雨や雷雨の所がありそうです。新潟では激しい雨や竜巻などの激しい突風、落雷にご注意ください。

また、関東から九州にかけても午後は山沿いを中心に激しい雨や雷雨となる所があるでしょう。屋外では空模様の急な変化にお気をつけください。

激しい雨って どんな雨?

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激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上〜50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

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