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9月にかけて猛烈な暑さ続く 気象庁「高温に関する情報」発表 熱中症に厳重警戒

  • 2023年8月27日
  • tenki.jp

気象庁は、きょう27日(日)、9月にかけて猛烈な暑さが続くとして「高温に関する全般気象情報」を発表しました。北日本と東日本では9月2日(土)にかけて、西日本と沖縄は9月3日(日)にかけて、最高気温35℃以上の猛暑日続出。熱中症に厳重な警戒が必要です。

8月最後の日曜日 西日本を中心に猛暑

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8月最後の日曜日(きょう27日)は、北海道の猛烈な暑さは収まりましたが、西日本を中心に最高気温35℃以上の猛暑日の所が多くなりました。

16時までの最高気温は、福岡県久留米市で37.1℃と、久留米市では6日ぶりに37℃を超え、本日(27日)全国1番の暑さに。その他、福岡市36.0℃など、西日本を中心に900地点あまりあるアメダスの内、41地点で猛暑日となりました。

その他の各地は、那覇市32.1℃、広島市33.5℃、大阪市34.1℃、名古屋市33.6℃、東京都心32.4℃、新潟市34.3℃、仙台市32.3℃、秋田市34.7℃、札幌市30.7℃などとなっています。

8月は体温超えの危険な暑さが続き、今年は福島県伊達市(梁川)と石川県小松市で、最高気温40.0℃(今年全国1位)を観測しています。猛暑日地点は、連日のように100地点超えでしたが、10日ぶりに50地点以下となりました(南鳥島を除く)。

北日本・東日本中心 猛暑日の日数が過去最多記録を更新中

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北日本や東日本では、これまでに記録的な高温となっていて、猛暑日の過去最多記録を更新している所が多くなっています(8月27日16時まで)。

東京都心では、最高気温35℃以上の猛暑日の日数が21日と、過去最多記録を更新中ですが、最高気温30℃以上の真夏日が、きょう27日(日)で53日間連続(2023年7月6日〜27日まで)と、過去の記録(2004年:40日間連続真夏日)を大きく更新中です。

あす28日(月)から再び猛暑日続出

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8月は連日、900地点あまりあるアメダスの内、最高気温35℃以上の猛暑日地点が100地点以上の日が多く、8月4日は(金)は290地点と、全国の30%以上で猛暑日となりました。

きょう27日(土)は、猛暑日は41地点(16時まで)と、グッと少なくなりましたが、あす28日(月)から再び、連日のように猛暑日100地点超えとなりそうです。また、夜の気温の下がり方も鈍く、九州〜東北では熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。

9月も猛暑 「高温に関する全般気象情報」発表

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9月にかけても危険な暑さが続くとして、気象庁はきょう27日(日)、「高温に関する全般気象情報」を発表しました。北日本や東日本は9月2日(土)にかけて、西日本では9月3日(日)にかけて最高気温35℃以上の猛暑日続出。沖縄では9月3日(日)にかけて、最高気温33℃以上となる所があるでしょう。熱中症に厳重な警戒が必要です。

北日本:北海道、東北
東日本:関東甲信、北陸、東海
西日本:近畿、中国、四国、九州北部、九州南部

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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