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東北地方 大気の状態非常に不安定 岩手県に土砂災害警戒情報 福島県に竜巻注意情報

  • 2023年8月20日
  • tenki.jp

きょう20日(日)も、東北地方では大気の状態が非常に不安定となっていて、局地的に激しい雨が降っています。岩手県は、きのう19日(土)に続き、きょう20(日)も「土砂災害警戒情報(警戒レベル4)」発表。福島県には「竜巻注意情報」が発表されています。今夜(20日)にかけて、局地的な激しい雨や落雷、竜巻などの突風に厳重な警戒が必要です。

岩手県に「土砂災害警戒情報」

きょう20日(日)も、東北地方では、前線や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。

14時15分現在、岩手県に「土砂災害警戒情報(警戒レベル4)」が発表されました。降り続く大雨のため、土砂災害警戒区域等では、命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。

岩手県では、ここ数日たびたび活発な雨雲がかかり、きのう19日(土)も岩手県遠野市で1時間に75.0ミリと非常に激しい雨が降り、「土砂災害警戒情報」が発表されました。

これまでの大雨で地盤が緩くなっている恐れがあるため、少しの雨での土砂災害に厳重な警戒が必要です。

福島県に「竜巻注意情報」発表

また、福島県でも大気の状態が非常に不安定となっていて、竜巻やゲリラ豪雨が発生しやすい状況となっています。

中通りと会津では、20日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、福島県では、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。

福島県では、中通りと会津を中心に、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。雨雲が予想以上に発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があるため警戒が必要です。

20日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
中通り 40ミリ
浜通り 30ミリ
会津  40ミリ

20日15時から21日15時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
中通り 60ミリ
浜通り 50ミリ
会津  60ミリ

竜巻の発生しやすい気象状況

画像C

竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。

① 昼間なのに真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。
③ヒヤッとした冷たい風が吹く。

また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。

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