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3か月 猛暑は長丁場か 9・10月残暑厳しい 降水量多い所も 台風の動向にも注意

  • 2023年7月25日
  • tenki.jp

きょう25日、気象庁はこの先の3か月予報を発表。今年の猛暑は長丁場となりそう。10月にかけて残暑厳しく、秋が待ち遠しく感じられそうです。降水量は平年に比べて、8月は北日本を中心に多く、9月は東、西日本で多い予想です。特に9月は台風に伴う大雨にも注意が必要です。

気温高く 10月も厳しい残暑

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きょう25日、気象庁はこの先の3か月予報を発表しました。
この先の3か月は、暖かい空気に覆われやすい見込みです。
このため、3か月の平均気温は、北日本では平年並みか高く、東日本、西日本と沖縄・奄美では平年より高いでしょう。

特に、10月は全国で気温が平年より高い予想が出ていて、「残暑が厳しい」見込みです。
9月を過ぎても、なかなか涼しくならず、秋が待ち遠しく感じるような暑さが続くでしょう。

きょう25日も各地で猛烈な暑さとなっていますが、まだ本格的な夏は始まったばかり。暑さの中では決して無理をせず、涼しい場所で過ごして、熱中症にかからないようにご注意ください。この先の暑さにも十分気を付けてお過ごしください。

降水量は8月は北日本で多く 9月は東・西本で多くなるおそれ

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この先3か月は、エルニーニョ現象の影響で偏西風は平年よりもやや南寄りを流れるため、本州付近は湿った空気が流れ込みやすく、前線の影響を受けやすくなるでしょう。

降水量は平年に比べて、8月は北日本を中心に多くなるでしょう。夏休みに、北海道や東北へお出かけの予定のある方は、周期的に雨が降るため、雨具を備えておく必要がありそうです。

9月は東日本、西日本で降水量が平年よりも多くなる予想で、太平洋側を中心に、晴れる日が少なくなるでしょう。

台風5号は南シナ海へ 先島諸島は高波警戒

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これから台風シーズンに入るため、台風の動きにも注意が必要となりそうです。

大型で非常に強い台風第5号が、フィリピンの東を発達しながら北西へ進んでいます。27日には非常に強い勢力で南シナ海へ進む見込みです。先島諸島の沿岸の海域では、あす26日明け方から27日にかけて、うねりを伴った高波に警戒してください。

また、31⽇から8月1⽇頃には、新たに発生する熱帯低気圧(または台風)が沖縄付近に近づく可能性があります。

台風発生しやすいシーズンへ 動向に注意

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きのう24日の日本近海の海面水温を見ると、平年より1℃以上高いエリアが広がり、九州から関東の南の海上で27℃以上の海域が広がっています。
台風は、熱帯から亜熱帯海域の暖かい海上、海面水温が26.5℃以上で、発生するといわれています。

8月は台風の発生数は年間で一番多い月ですが、台風を流す上空の風がまだ弱いために、台風は不安定な経路をとることが多くなります。
9月以降になると南海上から放物線を描くように日本付近を通りやすくなってきます。ちょうど秋雨前線も停滞しやすくなる頃で、前線の活動を活発にさせて、大雨を降らせることがあります。

これから台風シーズンを迎え、降水量が多くなる予想が出ている所もありますので、台風が発生している際には動向にご注意ください。

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