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全国5地点で最高気温38℃台 猛暑日・真夏日地点は今年最多 夜も熱中症対策を

  • 2023年7月17日
  • tenki.jp

17日(月曜・海の日)15時までの最高気温は、山梨県甲州市勝沼で38.8℃など、5地点で38℃台を観測しました。猛暑日(最高気温35℃以上)・真夏日(最高気温30℃以上)の地点は今年最多で、大阪市など今年1番の暑さになりました。日没後も、危険な暑さが続くので、夜間の熱中症にもご注意ください。

15時までの最高気温

17日(月曜・海の日)は、東北南部や関東から西では、日差しが気温をグングン押しあげ、厳しすぎる暑さとなっています。

15時までの最高気温は、山梨県甲州市勝沼で38.8℃、岐阜県多治見市で38.4℃、岐阜県美濃市で38.3℃、岐阜県揖斐川町で38.2℃、愛知県豊田市で38.0℃と、5地点で38℃台を観測しました。

また、最高気温35℃以上の「猛暑日」は190地点、最高気温30℃以上の「真夏日」は647地点と、共に今年最も多くなりました。

中でも、千葉市・横浜市・大阪市・佐賀市では今年初の猛暑日、山形市・甲府市・名古屋市・岐阜市・京都市・神戸市・岡山市・広島市・福岡市・長崎市・熊本市などでは、今年1番の暑さでした。(1位タイを含む。)

東京都心では36.2℃まで気温が上がり、2日連続の猛暑日になりました。

今夜〜明朝も 熱中症対策を

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この暑さは、今夜からあすにかけても、続くでしょう。

天気予報を見る時に、どうしても予想「最高気温」を気にしがちですが、注目すべきは、あすの予想「最低気温」です。

最低気温は、東北南部や関東から西では、25℃以上の所が多いでしょう。今夜から明朝にかけても、気温があまり下がらないので、寝苦しくなりそうです。暑いままだと、なかなか寝付けずに、疲れが取れにくくなってしまいますし、夜間の熱中症になる心配もあります。

お休み前にはコップ1杯の水を飲む、無理をしないで上手にエアコンを使って涼しくするなど、できる限りの熱中症対策を心がけてください。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

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