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梅雨末期の大雨 モンスーンの影響まだ続く

  • 2023年7月13日
  • tenki.jp

日本では、モンスーンによる暖かく湿った空気の流れ込みが続き、雨雲が発達しやすい状況が続いています。これまでの大雨で、地盤の緩んでいる所があります。今後も、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

インドで大雨 日本もモンスーンによる暖湿気の流入で大雨に

モンスーンによる雨で、インドでは大雨に見舞われ、浸水や主要な道路の通行止めが発生しているようです。インドの都市ニューデリーでは、日降水量は、8日は151.0ミリ、9日は107.0ミリと、たった2日間で、平年7月ひと月分を超えました。

日本にも7日頃から、モンスーンによる暖かく湿った空気が流れ込んでいます。この空気は、太平洋高気圧の周辺をまわる暖かく湿った空気と合流し、上空の比較的冷たい空気に冷やされて、雨雲が発達しやすい状況が続いています。
10日には福岡県久留米市の耳納山で、1時間に91.5ミリの雨を観測し、統計開始の1976年以降、年間を通しての1位の値を更新しました。
7日から10日までの降水量の合計は、福岡県英彦山で603.5ミリ、久留米市の耳納山で567.0ミリを観測、たった4日間で、平年7月ひと月分を超えました。

日本 きょう13日 中国地方〜北陸・北海道付近に発達した雨雲

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きょう13日は、モンスーンによる暖かく湿った空気は、本州付近を通り、北海道付近の低気圧に流れ込んでいます。
中国地方から北陸を中心に発達した雨雲がかかっており、北海道でも雨雲が発達しています。島根県と北海道の網走地方には、記録的短時間大雨情報が発表されました。
午後2時20分までの12時間降水量は、鳥取空港で217.0ミリを観測し、統計開始の2003年以降、年間を通して1位の値を更新しました。

日本 大雨続く 大雨が予想されていない地域でも土砂災害の危険

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16日頃にかけて、暖かく湿った空気の流れ込みが続き、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。北陸は15日にかけて、東北は15日から16日頃にかけて大雨になる可能性があります。
これまでの大雨で、九州北部や東北を中心に地盤の緩んでいる所があります。今後、大雨が予想されていない地域でも、少しの雨で土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒してください。

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