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あす11日は中国地方から北海道で広く雷雲発達 12日以降は北陸や東北で大雨の恐れ

  • 2023年7月10日
  • tenki.jp

あす11日は、午後を中心に中国地方から北海道の広い範囲で雨雲や雷雲が発達するでしょう。道路が川のようになるほど激しい雨の降る所があり、落雷や突風などにも注意が必要です。また、12日以降は北陸や東北の日本海側を中心に雨量が多くなる恐れがあります。

九州北部で記録的な大雨 土砂災害や河川の氾濫も

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きょう10日は、梅雨前線が対馬海峡から東北に停滞。九州北部では未明から発達した雨雲がかかり、線状降水帯が発生するなど、福岡県や佐賀県、大分県を中心に断続的に激しい雨が降りました。この記録的な大雨により、土砂災害や河川の氾濫など、災害が相次いで発生しました。

福岡県や大分県に発表されていた「大雨特別警報」は「大雨警報」に切り替わったものの、依然として土砂災害や洪水害の危険度がかなり高い状態の所があります。大雨の峠を越えても、災害の発生しやすい状態が続きますので、少しでも安全な場所で過ごすようにしてください。

また、東海や北陸、関東甲信と東北では今夜にかけて局地的な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。

11日は北海道でも雨雲発達 広い範囲で局地的な激しい雨に注意

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あす11日も、梅雨前線は引き続き対馬海峡から東北に停滞し、低気圧が北海道に近づきます。前線の活動はいったん弱まるものの、気温の上昇する午後を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。中国地方から北海道にかけての広い範囲で雨雲や雷雲がわきそうです。局地的には道路が川のようになるほど激しい雨が降るでしょう。発達した雷雲の周辺では、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。

なお、記録的な大雨となった九州北部でも、局地的に雨雲が発達する可能性があります。きょうのような猛烈な雨にはならないものの、少しの雨でも災害が起こりやすい状態ですので、危険な場所には近づかないようにしてください。

大雨の備え

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なお、前線が停滞する北陸や東北では12日も断続的に雨が降り、13日にかけて総雨量が増える恐れがあります。最新の気象情報を確認してください。

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

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