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中国地方降水量300ミリ超えの所も 今後は局地的な雷雨に 引き続き土砂災害に警戒

  • 2023年7月10日
  • tenki.jp

中国地方は7日からの大雨で山口県は降水量が300ミリを超えた所があります。今後13日(木)頃にかけて雨や雷雨になる所がある見込みです。地盤が緩んでいるため、雨のやんでいる時間が長くなっても、土砂災害に注意、警戒が必要です。また、増水した河川には近づかないようにしてください。

降水量は西部を中心に200ミリ以上

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中国地方は梅雨前線が山陰沖にのび、暖かく非常に湿った空気が流れ込んだ影響で西部を中心に大雨となり、8日朝には島根県で線状降水帯が発生し、大雨となりました。
7日(金)からの降り始めからの降水量は山口県で300ミリを超えた所があり、山口県、島根県、広島県で200ミリを超えている所があります。

雨のやむ時間が長くなっても しばらく土砂災害に警戒が必要

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現在(14時00分)の土砂災害危険度分布を見ると、山口県や広島県の西部を中心に黄色の注意や赤色の警戒で示された地域があり、このあと夕方にかけて局地的に激しい雨が降る見込みで、引き続き警戒が必要です。
また、これまでの大雨で地盤が緩んでいるため、雨のやむ所が多くなっても、少しの雨で土砂災害の危険が高くなる恐れがあります。

明日11日(火)午後は中国山地沿いを中心に雨や雷雨

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明日11日(火)も梅雨前線が山陰沖に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続く見込みです。
中国地方は雲が広がりやすいですが、少し晴れ間も出るため、日中の最高気温は30℃以上の真夏日となる所が多いでしょう。
湿った空気や地上付近の気温が高くなることで、午後は大気の状態が不安定となる見込みです。中国山地沿いを中心に雨雲や雷雲ができるでしょう。午後は急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
なお、土砂災害に警戒するとともに、河川では下流の地域で雨が降っていなくても、上流で降った雨により、下流の水位が急激に上昇する可能性があります。これまでの大雨で川の水位が高い状態であるため、河川の増水や氾濫にも注意が必要です。

週末16日(日)から太平洋高気圧が北へ張り出す

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12日(水)から15日(土)にかけては日本海にのびる梅雨前線や湿った空気の影響でくもりや雨の天気となるでしょう。
ただ、16日(日)からは太平洋高気圧が本州付近への張り出しを強め、梅雨前線が北上する見込みです。このため、16日(日)からは晴れる所が多くなり、厳しい暑さとなるでしょう。

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