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鹿児島県と宮崎県に発達した雨雲連なる 災害の危険度急激に高まるおそれ

  • 2023年7月3日
  • tenki.jp

きょう3日午後3時現在、九州の西海上から鹿児島県、宮崎県に発達した雨雲が連なっています。このあとも九州南部の同じような場所に雨雲がかかり続け、線状降水帯が発生するおそれがあります。短時間で大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、厳重な警戒が必要です。

九州南部で大雨 線状降水帯発生のおそれ

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きょう3日は梅雨前線が九州をゆっくり南下。次第に雨の中心が九州南部へ移っており、3日午後3時には鹿児島県と宮崎県に発達した雨雲がかかっています。午後3時までの1時間降水量は、鹿児島県薩摩川内市の八重山で75.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。
さらに、鹿児島県の西海上では雨雲が次々と発生しており、西から東へ移動しています。このような活発な雨雲が、このあとも九州南部の同じような場所に流れ込み続け、あす4日午前中にかけて線状降水帯が発生する可能性があります。短時間で川が急激に増水したり、土砂災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。

大雨 土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。
がけや地面にひび割れができる。木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがする。井戸や川の水、湧き水が濁る。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。また、がけや斜面から水が湧き出たりする。小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

大雨 避難する時に注意すべきこと

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土砂災害や洪水の危険度が高まる前に避難することが重要ですが、避難する時の注意点が4つあります。
①正確な情報収集を心掛け、危険を感じたら、できるだけ早く避難しましょう。情報収集は、テレビやラジオ、インターネットなどを使い、川や用水路などを実際に見に行くのは絶対に止めてください。
②動きやすい恰好を心掛けましょう。荷物はリュックに入れて、両手を使えるようにしてください。靴は、長靴よりも、紐付きの運動靴の方が、おススメです。
③氾濫した水の流れは、思ったよりも、勢いが強いものです。水の深さが膝くらいまであると、大人でも歩くのが困難になります。水の中を歩くのが困難な場合は、頑丈な建物の上の階に避難するのも、身を守る方法の一つです。
④氾濫した水は、濁っているので、足元が見えにくくなります。側溝などに落ちないよう、棒で足下を確認しながら、移動してください。

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