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18万人超がホッコリ…石垣島在住夫婦の生き方をつづるエッセイ

  • 2021年8月8日
  • 沖縄島ガール

沖縄・石垣島在住の夫婦・Mocha(モカ)さんが、このたび、エッセイ「今日もコーヒーを淹れて。ご機嫌に暮らす21の方法」(KADOKAWA)を発売した。

Mochaさんは、YouTubeで18万人以上のフォロワーがいる「コーヒーのあるくらし NO COFFEE NO LIFE」のVlogger(ブイロガー)。石垣島の季節を切り取りながら、夫婦で営む日々の島暮らしの様子をゆったりとしたBGMと共につづる。

Mochaさんは2004年からコーヒーの自家焙煎、自家製パンを独学で体得し、現在、YouTubeやブログでその様子をアップ。動画の中で語られる人生観や、自分らしく生きる姿が共感を呼び、この“丁寧な暮らし”が「癒やされる」と人気を博している。

そんなMochaさんが、このたび、エッセイを刊行。日々の暮らしを楽しむためにやっていること、考えていることを、その映像の雰囲気そのままに、優しい文章で表現している。

本書は大きく分けて「食べるということ」「暮らすということ」「生きるということ」の3部構成。1章は、「楽しく食べる」ことを一番大切にしているという“食べるということ”にスポットを当てる。その中で、コーヒーとの出合い、自分好みのパンを作ること、毎日の食事が身体と精神を作り上げるということなど“5つのご機嫌に暮らす方法”を伝授する。パンやおやつのレシピも写真付きで掲載するなど、実用性を兼ね備えている点もうれしい。

2章では暮らしについて言及。整理法や家具に対する考え方、収納のポイント、DIYについて、“ものを育てる”という考え方など、さまざまな視点から暮らしを紹介していて、まさに世の中の主夫や主婦が悩んでしまう項目が並ぶ。ここでも、間取りのイラストや家具の写真などがページを彩り、眺めているだけでも思わずホッコリとしてしまう。

最後は、Mochaさんにとっては食べることも暮らすことも含めたテーマでもある「生きる」という人生観について、家族について語っている。

1冊を通してぶれないのは、「自分なり」というスタンス。「健康的な食事を取ろうと意識しすぎてしまうと、あれはだめ、これはだめ、と食の選択肢がどんどん狭まってしまう」「本当に身体に合っているものは、『食べなくては』という義務感ではなく、食卓に並ぶもの」と決してストイックでもなく、無理もしていない。

また、人生経験を重ねたMochaさんは今でこそこういう考えになっているが、「20代の頃はお腹が膨れればそれだけで幸せでした」と、どちらかと言うと、食や健康には無頓着で、若い頃は夫婦共に部屋にものがあふれ、「ものが少ないことの心地よさすら分からない」など、生活空間にも快適さを求めていなかったそう。このような、どこか親しみやすさがある点も、Mochaさんが支持者を増やしている理由なのだろう。

昨年来、社会構造が変わるほどの変化を強いられている日常。暮らし方だけでなく働き方までも大きく変えられている中で、自分はどう生きて、どう年を重ねていくのか。多くの人にとって参考になるであろうメソッドが詰まった1冊に仕上がっている。

「今日もコーヒーを淹れて。ご機嫌に暮らす21の方法」
発売中 1,430円(税込) KADOKAWA

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