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草木染め「栗のイガで染めるアンティークレース」の作り方

  • 2022年10月18日
  • NUKUMORE

栗のイガは優秀な染料です。みょうばん媒染でマロンベージュに、鉄媒染で品のあるグレーに染まります。縄文時代には栗が栽培されていたといわれ、当時から味とともに色の美しさが知られていたのかも...!(ここでは後媒染でおこないます。)

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「後媒染(あとばいせん)」とは

後媒染(あとばいせん)とは、「染色」→「媒染」→「染色」という工程をふむ、染色の方法です。
媒染には、染色工程の前に行う「先媒染」と、染色工程の後に行う「後媒染(中媒染とも言う)」があります。

■先媒染:媒染→染色
■後媒染:染色→媒染→染色

どちらの媒染方法もそれぞれの良さがあるので、状況や好みで使い分けるとよいでしょう。

準備するもの

草木染の基礎は別ページで紹介しているので、こちらも参考にしてください!【草木染めの基礎】はこちらから

・アンティークレース(木綿)100g
・栗のイガ100g(布と同量)
・木酢酸鉄液 10g
・鍋もしくはボウル 1個
・ザル、不織布、バケツ、箸(ステンレスの染色棒) k59_p26_map_1_1665469959

作り方

栗のイガを煮て染液を作る

01 生地の重さの20~40倍量の湯に、洗った栗のイガを入れます。 k59_p26_flow_2_1665470048 02 沸騰してから20分中火で煮出します。 k59_p26_flow_3_1665470058 03 2をザルと不織布でこしとります。 k59_p26_flow_4_1665470069

アンティークレースを染める

04 水に浸しておいたレースを、水気を絞って広げてから染液に浸します。 k59_p26_flow_5_1665470084 05 レースを動かしながら、20分中火で煮ながら染めます。 k59_p26_flow_6_1665470093 06 火を止め、30分~1時間放置冷却します。 k59_p26_flow_7_1665470102

鉄媒染する

07 レースの重さの20~40倍量の水に木酢酸鉄液を溶かし入れ、媒染液を作ります。 k59_p26_flow_8_1665470127 08 レースの水気を絞って広げてから、媒染液に浸します。 k59_p26_flow_9_1665470137 09 レースを動かしながら、20分ほど浸して媒染します。 k59_p26_flow_10_1665470150

水洗いする

10 9の水気を絞って、レースを広げます。 k59_p26_flow_11_1665470169 11 ていねいに水洗いしてください。 k59_p26_flow_12_1665470177 【memo】
木綿は色が染まりにくいため、通常は先に濃染処理をほどこしますが、今回は淡い色調に仕上げたかったので、濃染処理をしませんでした。濃染処理をするかしないかを上手に使い分けることで、染め上がりの雰囲気を変えることができます。

草木染めのレシピをもっと見たい方におすすめ!

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