サイト内
ウェブ

ソーイング(お裁縫)の基礎「ミシン」について

  • 2020年8月8日
  • NUKUMORE

ハンドメイドには欠かせない「ミシン」の基本情報をご紹介します。家庭科の授業などで習いますが、独学で覚えている方も多いのではないでしょうか。初心者の方も、経験者の方も、いまいちどここでおさらいをしてみませんか?

K18_p6_main_1_1596431354

はじめに

ミシンで縫う時は、まず、生地に合わせて針と糸の太さを選び、正しくミシンにセットします。縫い始める前に生地の余り布を使用して試し縫いをし、上糸と下糸の糸調子を正しく合わせます。

糸と針の選び方

■厚地(デニム、帆布、ツイードなど)
ミシン針:14番〜16番
ミシン糸:60番〜30番

■普通地(ブロード、サテン、ギンガムなど)
ミシン針:11番
ミシン糸:60番〜50番

■薄地(オーガンジー、ローン、シフォンなど)
ミシン針:7番〜9番
ミシン糸:90番

使い方

1.ミシンの縫い始めの準備

01 押さえ金を上げて上糸をかけ、針穴に上糸を通す K18_p6_flow_1_1596431458 02 上糸を軽く持ち、はずみ車を回して下糸を引き出す K18_p6_flow_2_1596431470 03 糸がからまないように上糸と下糸を後方に流す K18_p6_flow_3_1596431483

2.試し縫い

01 生地は2枚重ねて置き、針を落として押さえ金を下ろす K18_p6_flow_4_1596431503 02 右手は生地がずれないように2枚を一緒に持ち、左手はミシンの送りに合わせて生地に添えて縫い進める K18_p6_flow_5_1596431518 03 針が一番上まで上がっていることを確認し、押さえ金を上げる K18_p6_flow_6_1596431527 K18_p6_flow_7_1596431541 04 生地を後ろ側に引き、ミシンにつながっている側の糸を長めに残して切る
K18_p6_flow_8_1596431559

3.糸調子のチェック

試し縫いをしたら糸調子をチェックしましょう。
ミシン目の表面(上糸)と裏面(下糸)を見て、「正しい糸調子」の
ミシン目になるように上糸の強さを調整します。 【正しい糸調子】上糸と下糸が布の中央でからみ合って、丁度良い強さで縫われています。 K18_p6_flow_11_1596431610 K18_p6_flow_14_1596431701 【上糸が強い】上糸が強く、下糸が上糸に引っ張られて表面にポツポツと出ている状態。ボビンケースの糸調子を整えてから上糸をゆるく調整します。
K18_p6_flow_10_1596431633 K18_p6_flow_13_1596431689 【下糸が強い】上糸が弱く、上糸が下糸に引っ張られて裏面にポツポツと出ている状態。ボビンケースの糸調子を整えてから上糸をきつく調整します。 K18_p6_flow_9_1596431653 K18_p6_flow_12_1596431677 ★ボビンケースを使用するミシンの場合 K18_p6_flow_15_1596431738 ボビンケースは小さなネジ部分を閉めたり緩めたりすることで糸調子が変わります。
糸を持ってボビンケースを吊るし、落ちる時に少し引っかかりがあるのが良い状態です。ストンと下まで落ちてしまったり、上下に少し振っても全く落ちない状態だと、糸調子が悪くなります。
ネジ部分で調整し、確認してから使用してください。 K18_p6_flow_16_1596431770 ▲下糸はボビンにムラなく巻きましょう

4.縫い始め(返し縫い)

縫い始めと縫い終わりは「返し縫い」をし、糸がほつれないようにします。 K18_p6_flow_17_1596431805 01 ミシンの準備をする(1ミシンの縫い始めの準備参照) K18_p6_flow_18_1596431815 02 縫い始めの印に針を落とし、押さえ金を下ろす K18_p6_flow_19_1596431828 03 3〜4針縫い、針を止める K18_p6_flow_20_1596431839 04 返し縫いボタンやレバーを押し、縫い始めまで縫い戻る(返し縫い) K18_p6_flow_21_1596431850 K18_p6_flow_22_1596431864

5.本縫い

K18_p6_flow_23_1596431898 右手は生地がずれないように2枚を一緒に持ち、左手はミシンの送りに合わせて生地に添えて縫う K18_p6_flow_24_1596431910 ★縫いずれを防ぐワンポイント! 目うちを使って押さえながら縫う K18_p6_flow_25_1596431973 布がずれていないか確認しながら、下側の布を少し引き気味に持って縫う K18_p6_flow_26_1596431991 ※右手で生地を斜めに引くと縫い線が曲がりやすくなるので、ミシンに対してまっすぐ持つこと K18_p6_flow_27_1596432019 ▲NG例

6.縫い終わり(返し縫い)

K18_p6_flow_28_1596432054 01 縫い終わりの位置まで縫い、針を止める K18_p6_flow_29_1596432062 02 返し縫いボタンやレバーを押し、3〜4針縫い戻る(返し縫い) K18_p6_flow_30_1596432077 03 再度、縫い終わりの位置まで縫う K18_p6_flow_31_1596432087 04 針が一番上まで上がっていることを確認し、押さえ金を上げ、糸を切る K18_p6_flow_32_1596432097

ソーイング作品のレシピ

基礎テクニックを理解したら、さっそく作品作りに取り掛かりましょう!
ぬくもりで紹介しているレシピは、下のボタンをクリックしてチェック! 「ソーイング」カテゴリーのレシピ一覧はこちらから

ソーイングの基礎をもっと見たい方におすすめ!

「キレイに縫える ソーイングの基本」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんのハンドメイドアクセサリーのレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。 K18_book_1596432506

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。