50年ぶりに新空港が開港、ルーマニアのドラキュラの故郷へ

  • 2025年4月29日
  • ナショナル ジオグラフィック日本版

50年ぶりに新空港が開港、ルーマニアのドラキュラの故郷へ

行くべき理由:1400キロのヴィア・トランシルバニカを歩こう

 ブラショフはルーマニアの中央部に位置する中世の街並みが残る都市。カルパチア山脈に囲まれ、太古の森とぬくもりあふれる村々、そしてドラキュラの故郷として知られるトランシルバニア地方への玄関口だ。近年ルーマニアでは50年ぶりに新空港が開港し、ブラショフへのアクセスは向上した。2022年にはウクライナとの国境からトランシルバニア地方を縦断し、ドナウ川まで続く全長1400キロのトレイル「ヴィア・トランシルバニカ」も開通し、これに沿って旅するのがおススメだ。

 ヴィア・トランシルバニカはサクソヌムやダチカといった7つの歴史・文化地区から成る。サクソヌムでは、12世紀にトランシルバニア地方に移住したドイツ系民族のザクセン人が築き、現在世界遺産に登録されている城塞都市シギショアラなどを巡る一方、ダチカではブドウ畑とルーマニア人の祖先とされるダキア人が築いた古代砦を巡る。

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