NEWS・小山慶一郎さん&おうち料理研究家・みきママさん姉弟の新企画「小山姉弟の食卓」! おふたりが子どものころに食べていた思い出の味から、姉から弟に伝えたいオリジナル料理まで、リアルな姉弟トークとともにお届けします!
今回は小山さん初の「餃子づくり」に挑戦! みきママ特製「タレいらずの羽つき餃子」を作っていきます! 現場で「冷めてもパリパリ!」「美味しすぎる」とスタッフも驚いた絶品レシピです!
・・・・
みきママ:ほら、慶一郎! ポーズポーズ。
小山:笑顔100点満点だな(笑)。
みきママ:ではでは、さっそく餃子の皮であんを包んでいきますよ~。
小山:……。
みきママ:どうした慶ちゃん。もしかして、餃子包めないの!?
小山:教えてくれよ! そういう記事なんじゃないの!?
みきママ:教えますけど……。お母さん、お店(編集部注:お二人のご実家の中華料理店)であんなに餃子作ってたじゃん……。見てなかった!? まずは親の手伝いしろ!
小山:母ちゃんが餃子作るの、見てたんだけどなぁ。っていうかさ、世の中の人、みんな餃子作れるの!? 俺みたいな人、ぜったいいると思うんだけど。
みきママ:そういう人が慶一郎の姿を見たら、料理へのハードルが下がるかもしれないね。
小山:それが俺の役目!
みきママ:はいはい(笑)。じゃあ、餃子の包み方をしっかり覚えようね。まず餃子の皮を手にのせて、真ん中にあんを大さじ1くらいのせる。
小山:のせた。
みきママ:皮の縁にぐるっと水をつけたら、半分に折る。
小山:折った。
みきママ:皮の端をつまんでくっつけたら、手前の皮をたゆませてひだを作って、奥の皮にはりつける!
小山:肉が出た~(笑)。
みきママ:ちょっと! 小籠包みたいになってる(笑)。
小山:いやいや、どうやんのこれ!? やばいやばい……。もうどうしようもできない!
みきママ:一か所ひだを作ったら、手の位置をずらしながら次のひだを作るんだってば。慶一郎、一か所にひだつくっちゃってるじゃん。
小山:いや、わかってる。マジでわかってる。言ってる意味は心からわかってるんだけど、手が動いてくれないのよ……。
みきママ:ここにお母さんいなくてよかったね。
小山:いたら大変。大騒ぎ。ちょっともう1回やりますわ。肉がはみ出したら、とっちゃえばいいんだ。
みきママ:一度も店の手伝いをしてこなかった結果がこれよ。スタッフのみなさん、慶一郎がちょっとできるようになっても、ほめないでくださいね~。
小山:できた……! でもみきのと全然違う。なんでそんなに上手なの!? くやしい~。
みきママ:はる……じゃなかった! 息子の名前を呼んじゃった(笑)。あらためまして、慶一郎。もうこの餃子はいいから、棒餃子作ろう。
小山:そうだ、棒餃子があった! 俺は棒で行く。
みきママ:片栗粉を入れたほうのあんを使ってね。皮の中央にあんをのせたら、皮の縁に水をちょんちょんとつけて、皮の手前と奥を貼り合わせるだけ。簡単でしょ?
小山:超逃げ道かもしれないけど、これならできるわ。俺みたいな初心者さんは、この包み方を覚えておくといいね。
みきママ:慶ちゃん、もう二度と普通の餃子の包み方しないでしょ?
小山:ぜったいしない。
みきママ:やるの! 練習してインスタにのせなさい!
みきママ:じゃあ焼きますか。
小山:焼こう焼こう。一生焼けないかと思った。
みきママ:永遠に包んでたの、慶一郎だから! この焼き方、すごいんだよ。超画期的。
小山:どこらへんが?
みきママ:ふつう餃子に羽をつけるときって、片栗粉や小麦粉を使うことが多いんだよね。でも今回は、薄力粉と強力粉のダブル使い! 強力粉を使うことで皮がパリッパリになって、冷めてもおいしいの。冷凍餃子を焼くときにもこれで羽をつけると、子どもたち大喜びよ。
小山:餃子と餃子の間、ずいぶん広く開けるんだね。なんで?
みきママ:いいところに気が付きました。こうすると羽がたくさんできるでしょ?
小山:なるほど~。羽好きさんにはいい焼き方。
みきママ:フタをして蒸し焼きにします。ちょっと慶一郎、もしや餃子包んでるの?
小山:うん。リベンジ。
みきママ:このがんばり屋さんめ! さっきより上手。すごい進歩してる(小山さんの頭をぐりぐり)。
小山:やめろよ~髪さわるの! めちゃくちゃにされたんだけど!
みきママ:できたときは、なでなでするのよ(笑)。さて、水分がなくなったのでフタをオープン!
小山:いいにおい!
みきママ:仕上げにごま油をフライパンの縁からかけるんだけど、こうすると羽がパリッとして、フライパンの縁をはしで一周するだけできれいに羽がはがれるの。こんがり焼き色がついたら、完成です!
小山:できた、俺の初餃子! うまそ~!
今回作ったのは▷タレいらずの羽つき餃子
材料(4人分)
・餃子の皮…40枚
・豚ひき肉…400g
・キャベツ…1/4個(300g)
・にら…1/2束
A
・おろしにんにく…小さじ2
・おろししょうが…小さじ2
・しょうゆ…大さじ2
・オイスターソース…大さじ2
・鶏ガラスープの素…小さじ1
・こしょう…少々
B
・水…200㏄
・薄力粉…小さじ1 1/2
・強力粉…小さじ1
(棒餃子用)
・片栗粉…小さじ1(棒餃子のタネ100gに対して)
作り方
1.キャベツ、にらはみじん切りにする。
2.ボウルに1とひき肉、Aを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。
3.2から、棒餃子分としてお好みの量を別のボウルに取り分け、片栗粉を加えてよく混ぜる。
4.餃子の皮に2を大さじ1/2から大さじ1ずつのせ、皮の縁に水をつけてひだを寄せながら包む。
【棒餃子にする場合】皮の中央に3を大さじ1ずつのせ、皮の縁に水をつけて皮の手前と奥を中央で貼り合わせ、棒状に整える。
5.フライパンに3、4を6~8個ずつ、すき間を空けて並べる。Bをよく混ぜてから加えてふたをし、水分がなくなるまで強火で6分ほど蒸し焼きにする。
6.ふたを取って弱めの中火にし、ごま油大さじ1/2を回し入れ、こんがり焼き色がついて羽がパリッとするまで焼き、火を止める。
7.フライパンに器をかぶせて逆さにし、餃子を器に盛る。
■PROFILE
小山慶一郎(NEWS)●1984年5月1日生まれ、神奈川県出身
Instagram@keiichiro.koyama
みきママ●お家料理研究家。著書は累計250万部を突破。管理栄養士を目指し42歳で大学に再入学したことも話題に。小山慶一郎さん(NEWS)の実姉としても知られる。最新著書に『みきママの東大合格弁当』(扶桑社)がある
Instagram@mikimama_official
<スタッフ>
調理/みきママ 撮影/三村健二 スタイリング(衣装)/三島和也(Tatanca) スタイリング(フード)/中村弘子 ヘア&メイク/KEIKO 取材・文/恩田貴子
<衣装協力>
みきママさん▶チュニックシャツ¥4,500 パンツ¥3,990/ともにCRAFT STANDARD BOUTIQUE イヤリング¥1,490/AMERICAN HOLIC
問い合わせ先:全て株式会社ストライプインターナショナル プレスルームTEL03(6773)7554