冬に蓄えた脂肪がちょっと気になる、この時期。春の訪れの前に、少しずつダイエットを始めたい!という方におすすめなのが「厚揚げ」です。
大豆生まれの厚揚げは、優秀な植物性たんぱく質に加えて、食物繊維やカルシウムなど、栄養が豊富。水きりをせずに、炒めたり焼いたりできるので、豆腐よりも扱いがラクチンなのもうれしいポイントです。
なんといっても、しっかりと食べごたえがあるので、肉のような満足感が味わえるのが魅力。そこで、厚揚げを肉に見立てて、肉の定番人気メニューを作っちゃいました。
使うのは、厚揚げと玉ねぎ、赤パプリカ。シンプルな材料だけでも、どーんと主役になる、立派なボリュームおかずになりますよ。
▶︎教えてくれたのは
市瀬悦子さん
料理研究家。雑誌、テレビをはじめ、広告や企業の商品開発などでも活躍。簡単に作れて食欲をそそる、ボリューム満点の料理が得意!
厚揚げの黒酢酢豚風
材料・2人分 *1人分286kcal/塩分3.0g
厚揚げ…1枚(約200g)
玉ねぎ…1/2個
赤パプリカ…小1個(約100g)
【A】
・酒…小さじ1
・しょうゆ…小さじ1
【B】<混ぜる>
・砂糖…大さじ3
・黒酢(または酢)…大さじ2
・しょうゆ…大さじ2
・片栗粉…小さじ1と1/2
・水…1/2カップ
サラダ油…大さじ1/2
ごま油…少々
【作り方】
1 玉ねぎ、パプリカは一口大に切る。厚揚げは一口大にちぎり、【A】をからめる。
2 フライパンにサラダ油を中火で熱し、厚揚げ、玉ねぎを入れて約2分炒める。パプリカを加え、約1分炒める。
3 【B】をもう一度混ぜてから加え、強火にする。とろみがつくまで炒め、ごま油を加えてさっと混ぜる。
* * *
厚揚げは包丁を使わず、ダイナミックにちぎるのがおいしく仕上げるコツ。味がよくからんで、見た目も肉っぽくなります。
また、合わせ調味料に片栗粉をあらかじめ混ぜておくと、最後に水溶き片栗粉を加える手間が省け、ダマにもならず、一石二鳥。料理ビギナーさんでも、失敗なく簡単に作れます!
レシピ考案/市瀬悦子 撮影/川上朋子 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食
編集協力・文/singt