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寒さ知らずに過ごしたい!東洋医学のワザで「体を内側から温める」生活術

  • 2024年1月13日
  • レタスクラブニュース


いつもの生活や食事にプラスするだけで体を内側から温めてくれる東洋医学のワザをご紹介!今回は、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に、体を温める生活術を教えてもらいました。

教えてくれたのは▶石原新菜先生


イシハラクリニック副院長。漢方薬処方を中心とする診療を行ないながら「体を温めること」を提唱している。分かりやすい医学解説がメディアでも大人気。70冊以上の著書がある。

お風呂で温める



「寝る1時間前の入浴は、体を芯から温めるだけでなく、質のよい睡眠を得るために欠かせません。長い時間でなくても、顔にうっすら汗をかくくらいまで湯船に肩までつかりましょう。汗が出れば、体温が1℃上がったサインです」

【温め入浴法】
・湯温は41~42℃
・肩までつかる
・ 汗が浮かんでくるまで(目安は10分)

シャワーの人は


洗面器でくるぶしまでつかる足湯をして、下半身を温めて。

もっと温め効果を狙うなら「入浴前にスクワット」


入浴前に下半身の筋肉を刺激するスクワットを行なうと、代謝アップ&さらなる発汗が期待できます。

ツボで温める

「ツボ押しは気の流れをよくして血行を促し、体の冷えを改善してくれます。冷えを感じたら体を温めるツボを押しましょう。押すのが面倒くさいときには、ツボのある場所を温めたり、さすったりするだけでも温め効果があります」

【押し方のコツ】親指の腹で垂直に息を吐きながら押す
ツボに親指の腹をあて、息を吐きながら垂直に押して、吸いながらゆっくりと力を緩めます。これを3~5回繰り返したら、反対側も同様に。痛気持ちいいくらいの力で押すのが目安です。

合谷(ごうこく)


手の甲を上にして、親指と人さし指の骨のつけ根がぶつかるところの少し上で、人さし指側にある。

太衝(たいしょう)


足の甲の親指と人さし指の骨が交わる少し前。反対の足の指やかかとで押しても。

湧泉(ゆうせん)


土踏まずのやや上にある中央のくぼみ部分。ゴルフボールを転がして刺激しても。

3首で温める



「東洋医学では首、手首、足首の3首は熱が逃げやすいポイントといわれ、冷えに効くツボがたくさん集まる場所。また皮膚の近くに太い動脈が通っているので、温めると血液が全身を巡ります。3首の防寒対策はしっかりと!」

【+αテク】腹巻きをすれば完璧!
腸など内臓のあるおなかを温めると、効率よい体温アップが期待できます。理想は24時間365日の腹巻き着用。いつでもおなかを冷やさないで。

食べて温める

「黒や茶の濃い色や、赤・オレンジなどの暖色系の食べ物は体を温める陽性食品。いつもの食事に根菜や豆類、七味唐辛子などのスパイスやねぎなどの薬味を加えて。体を冷やすコーヒーもシナモンを振りかければ温めドリンクに」

■温め食材を加えよう
●根菜・豆類


●薬味


●スパイス



■ティータイムのしょうが紅茶でポカポカ


ホットティーにすりおろしたしょうがをティースプーン1杯分ほど入れれば、最強の体温めドリンクの完成。甘さが欲しければビタミン、ミネラルが豊富な黒砂糖を加えましょう。

* * *

年々冷え性がひどくなってきている気がします。体の内側からしっかり温めることで、寒い冬を元気に乗り切りたいものですね!

撮影/安井真喜子 イラスト/ハルペイ 編集協力/山本美和



文=徳永陽子

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