実写ドラマ化されて話題のコミック『かしましめし』をご存知ですか？
アラサーの男女３人が、仕事や生き方に悩みながらも、みんなで集まっておうちごはんを囲んで楽しい時間を過ごす……というおかざき真里さんの作品です。ドラマはテレビ東京系列で4月よりオンエア中で、物語の中心となる男女3人は前田敦子さん、成海璃子さん、塩野瑛久さんが演じています。
『かしましめし』はこんな物語
物語の中心となる3人は、美大の同級生たち。
千春は美大卒業後、あこがれのデザイン事務所に就職したものの、パワハラに心が折れて仕事を辞めていました。
会社員のナカムラは、順調にキャリアを積み上げ同じ会社の社員と婚約…と順風満帆だったものの、婚約者の浮気から破談となり、職場でも元婚約者の本社復帰により異動を命じられてしまいます。
同性愛者の英治も、一緒に暮らしていた恋人との関係がうまくいかず、仕事でも本来やりたい仕事だったデザイン部門から営業職に回されていました。
そんな３人が久しぶりに再会したのは、若くして亡くなってしまった同級生の葬儀。それをきっかけに、集まって食卓を囲むようになった3人は、やがて千春の家で暮らすようになります。仕事や人生に悩んだり、時に立ち止まったりしながら、3人は一緒に食卓を囲んであたたかいご飯を食べ、少しずつ前に進んでいきます……。
さて、この物語で3人と同様に物語の中心となるのが、おいしそうな「おうちごはん」です。
特に印象的なのは、第一話で登場する「包まないギョーザ」。ホットプレートを使うから準備もカンタンで、好きな具材や味付けを選んで味変しながら食べることができるこのギョーザは、ホームパーティや休日のごはんにもぴったり！
大人から子どもまで楽しめる素敵なレシピをご紹介いたします。
「包まないギョーザ」の作り方
【材料】
［A］
・豚ひき肉 300g
・キャベツ（または白菜） 1/3玉
・タケノコ（水煮） 1パック
・しいたけ 3〜4個
・にんにく 1片
・塩コショウ
・ギョーザ皮 60枚程
【トッピング（お好みで）】
・チーズ
・キムチ
・パクチー
・カットもち
・ツナ缶
・ポテトサラダ
・プチトマト
・高菜
・ホタテ貝柱
【たれ・薬味（お好みで）】
・ポン酢
・大根おろし
・ネギ
・しょう油
・スイートチリソース
・もみじおろし
・ニンニク
・ラー油 など
【作り方】
1. ［A］のひき肉と、みじん切りにしたキャベツ・タケノコ・しいたけ・にんにくをよく混ぜます。野菜から水分が出るので食べる直前に混ぜてください。最後に塩コショウをしてひと混ぜします。 ホットプレートと鍋用の耐熱フタを用意し、トッピングする具材を小皿に盛ります。
2 ギョーザの皮をホットプレートの片側に並べて、その上に［A］の具を載せます。具の上に、お好みで好きなトッピングを載せます。皮の端が熱で丸まってきますが、あえて少し内側に折ってもOKです。
3. 上からもう一枚の皮をスッポリ載せます。こうすると肉汁や水分が流れ出ずジューシーになります。水を少しまいてフタをし、蒸し焼きにします。空いたスペースで次のギョーザを作ります。
4. 中まで火が通ったらフタをあけ、もう半分に水をかけてフタをします。両面こんがりするまで焼くと出来上がり。好みのたれ・薬味につけてお召し上がりください。
【ポイント】
包まないでその場で焼くので、キャベツを塩もみして水切りする手間がかかりません。その分、具材から水分が出て中はジューシー、外はパリパリのギョーザに仕上がります。食べる人が好きな具を選んで食べることができるのが◎！
ドラマ『かしましめし』…テレビ東京系列で毎週月曜23:06より放送中。
（C）おかざき真里／祥伝社フィールコミックス
文＝レタスユキ
