夏に活躍する薬味野菜やピリ辛料理の調味料、すぐ食べられて便利な「ご飯のお供」。この時期常備しておきたいけれど、使い切れずにダメにしちゃうのは避けたい...。そんなあなたに、おすすめの保存方法をご紹介しましょう!
「おいしく食べ切る買い方&保存法」今回は、使い切りたい3大食品、すなわち「薬味野菜」「中華系調味料」「瓶詰惣菜」の冷凍保存法をお届けします。
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▶︎教えてくれたのは...
島本美由紀さん
料理研究家、ラク家事アドバイザー。食品ロス削減アドバイザーとしても活動中。公式YouTube「島本美由紀のラク家事CH」では家事がラクになるアイディアを発信。著書は70冊を超える。
薬味野菜など:丸ごと冷凍保存がおすすめ!
風味豊かで夏バテ防止効果もある薬味のしそやみょうが、そしてオクラ。足が早いので、すぐ使う分を除き丸ごと冷凍保存がおすすめです。
【しそ】
洗って水けを拭き、軸を取ったら冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍保存。凍ったまま手でくしゃっとしても、きざんで使ってもOK。
【みょうが】
新鮮なうちに冷凍室へ! 洗ったら水けを拭き、丸ごと冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍保存。使うときは2分ほど常温にしておくと包丁で切りやすくなる。
【オクラ】
板ずりしてうぶ毛を落とし、水洗いして水けを拭いたら冷凍用保存袋に入れる。その後空気を抜いて冷凍を。
中華系調味料など:容器ごと冷凍保存可! 独特の風味もそのままに
中華系などの調味料は容器ごと冷凍保存するとよい。塩分が多いものは凍らないので、必要な分だけ取れて使いやすい。
豆板醤や豆豉、甜麺醤、ゆずこしょうは冷凍すれば1年ほど保存可能。調味料独特の風味も損なわない。保存する際はふたをしっかり閉め、冷凍室のにおいを吸わないように注意。使ったらすぐ冷凍室に戻して保存を。
ゆずこしょうも塩分が多いので、冷凍してもカチコチに凍らない。冷凍室から取り出した直後もスプーンでさくっとすくえて使いやすい。
瓶詰総菜:鮮度を保つためには冷蔵よりも小分け冷凍が正解!
なめたけなどの瓶詰総菜は、賞味期限が長いからと、長期間冷蔵室内に保存しがち。短期間に使う分以外は冷凍、が鮮度を保つワザ。
食卓と冷蔵室を往復するうちに、よりカビやすくなる瓶詰総菜。買ったら短期間に使う分以外は冷凍室へ。1食分ずつラップに包んで冷凍用保存袋に入れると◎。常温で解凍、夏なら数分で食べられる。
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中華系調味料や瓶詰惣菜など、一度にたくさん使わないものは、つい冷蔵庫に入れっぱなしにしがち。いつの間にかダメになってた...なんてことにならないよう、冷凍保存テクを上手に活用しましょう!
撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子
【レタスクラブ編集部】