香りの高いごま油は、魚にも合うってご存知ですか? 生臭みをマスキングしてくれたり、刺身をより濃厚な味わいに変身させたりと、大活躍なんです。
「ごま油の意外な使い方」今回は、ごま油と鮭を合わせた作りおきおかずと、ごま油を刺身にかけるアレンジをご紹介します。
*この企画で使用するごま油は焙煎タイプ (無色でないもの) です。
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▶︎教えてくれたのはこちら!
小田真規子さん
料理研究家。雑誌や広告、企業の商品・レシピ開発などでも活躍。誰にでも簡単&確実においしくできる料理の提案に定評がある。
「こうばしい香りが食欲をそそるごま油。生のままでもおいしく食べられ、加熱するといっそう風味が引き立ちます。ほかの食用油に比べて酸化や熱に強いのも特徴ですよ」
香りの高いごま油には、魚の生臭みをマスキングしてくれる効果があります。鮭のほぐし身や、ゆでたししゃもなどにごま油をからめると、くせがやわらぎ、保存性も高まるので作りおきにも役立ちます。
鮭のごま油そぼろ
豆乳のやさしい甘み&黒酢の酸味に、もうやみつき!
[ 材料・作りやすい分量 ]*1/4量で119kcal/塩分0.9g
・塩鮭 (甘塩) ...2~3切れ (約200g)
・ごま油
・しょうゆ
[ 作り方 ]
1. 鮭は3等分に切る。小鍋に水3カップを入れて沸かし、鮭を入れて中火で約2分ゆでる。火を止めてそのまま置く。
2. 鮭の粗熱がとれたら水けを拭いて骨と皮を取り除き、身を軽くほぐす。ボウルに入れてごま油大さじ1、しょうゆ少々をからめる。冷蔵で約10日間保存OK。
いつもはしょうゆやわさびをつけるところを、ごま油と酢じょうゆや、ごま油と塩、こしょうで刺し身を食べると、味に変化がつきます。
白身魚など好みの刺し身 (2人分) を器に盛り、水菜のざく切り、玉ねぎの薄切りや、好みで赤とうがらしの小口切りをのせて。ごま油大さじ3を小さめのフライパンに入れて少し傾け、強めの中火で煙が出るくらいまで温めたら、全体に回しかけます。
酢大さじ1~2、しょうゆ大さじ1、塩小さじ1/4を混ぜたたれをかけて召し上がれ。
とくに赤身の魚はより濃厚な味わいになっておいしいですよ。
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ごま油と魚の相性を改めて発見♪ 作りおきに、メインのおかずに、ごま油をぜひご活用ください!
調理/小田真規子 撮影/飯貝拓司 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/singt
【レタスクラブ編集部】