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おむつも資源になる時代へ! パンパース「おむつ回収プロジェクト」って?

  • 2021年4月14日
  • レタスクラブニュース


近年、スーパーなどの専用ボックスでペットボトルや紙パック、古紙を回収し、資源として再利用する動きがすっかり一般化しています。買い物に行くと目につく場所に設置してあるケースが多く、実際に利用したことがある人も多いのではないでしょうか? ゴミ捨ての日は決まっているので、買い物ついでに捨てられるのは意外とありがたいですよね。

こうしたサービスが広まる中、P&Gジャパン合同会社が新たなサービスをスタートするようです。その名も「おむつ回収プロジェクト」。このプロジェクトは、小さな子どもや育児中のお母さんが利用する小売店舗や保育施設に「おむつ回収ボックス」を設置して使用済み紙おむつを回収するという、おむつ回収でエコな未来を目指す試みです。店舗で参加できる使用済みおむつ回収プロジェクトは、全国初の試みとなります。

■「おむつ回収ボックス」、実際どんな感じ?



本サービスは、4月中旬から神戸市内の一部店舗で試験的にスタートするそうです。その開始に先がけ、神戸市内の店舗に設置された実機が見られるとのこと。そこで2021年4月6日(月)、「おむつ回収プロジェクト」メディア発表会および神戸市北区にあるイオンモール神戸北で行なわれた撮影会に参加してきました。

設置されていたのは、3階のおむつ・子供用品売り場ベビールーム内。


パステルカラーで可愛らしいデザインのボックスは、ベビールームに設置されていても違和感がなく、むしろ場の印象を明るくしていました。

使い方もとってもシンプルで、
1 専用アプリ「パンパースエコ」(4月中旬公開予定)をダウンロードして起動

2 Bluetoothをオンにして、「ロック解除」を押します



3 そのままボックス上部のふたが自動的に開くのを待ちます



4 処分したい使用済み紙おむつをビニール袋(レジ袋でもOK)ごと捨てます


おむつは赤ちゃん用だけでなく、大人用向けのものやおしりふき、他ブランドのおむつも一緒に入れられます。また、ボックス内には消臭効果のある液体スプレーが内蔵されており、おむつを入れることで散布されます。これならニオイや虫の心配もないですね。アプリ内でおむつ回収ボックスの設置場所や使用状況も確認できるので、「持っていったのにボックス内が一杯で捨てられなかった」なんて目に遭う心配もなし!

介護や育児による紙おむつの廃棄量は年々増えており、2015年の時点でその量はなんと191万~210万トン!これは日本の一般廃棄物排出量の4.3%~4.8%に当たります。さらに、2030年までに6.6%~7.1%にまで増加すると予測されているそうです。

今回のプロジェクトは、このおむつごみを資源として二次利用していくための第一歩。P&G執行役員 シニアディレクターのハリス・バィラモウィッチさんは、このプロジェクトを通して日本人の行動や反応を研究し、今後どのような方法をとっていくのがベストなのかを検討していくと話していました。

■なんと、利用者さんへのポイントのプレゼントも!



とはいえ、慣れるまではなかなかに面倒でもあるリサイクル回収。おむつは牛乳パックやペットボトルと違って重さや匂いもあるし、大変なのでは……と思った人も多いと思います。でも、ちゃんとメリットもあります! おむつ回収ボックスを利用すると、利用に応じてパンパースの「すくすくギフトポイント」がプレゼントされる仕組みです。


おむつ回収ボックスへの回収が完了したら、履歴のページを撮影して右下に表示される応募サイトにアップロードするだけ。これですくすくギフトポイントが獲得できます。初回は1000ポイント、2回目以降は1回につき100ポイントがもらえるそうです。おむつを1袋購入してもらえるポイントが80~250ポイントなので、かなりの付与率ですね! 貯めた「すくすくギフトポイント」は、ポイント数に応じて各種ギフトと交換することができます。

今回設置されるのは、商業施設「イオン ジェームス山店」「イオン 神戸北店」「トイザらス・ベビーザらス 神戸ハーバーランド店」の3店舗と、保育園「夢の森」「花の森」「あさひ保育園」「おっこう山」「山のまち」の5施設の計8箇所。新型コロナウイルス感染防止や防犯の観点から、保育園内のボックスは原則保育園を利用している家族や先生たちに限られますが、商業施設内にあるおむつ回収ボックスは誰でも利用することができます。

近くに設置店舗がある人は、普段の買い物時やお散歩のついでなどに利用してみてはいかがでしょうか?

取材、文=月乃雫

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