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【太りやすさ診断】五行から導く!体質別の簡単ダイエット法を紹介

  • 2023年2月8日
  • 暮らしニスタ

東洋医学で「五行」とは、からだを支える“5つの柱”のことをいいます。この5つが正常に機能することで、健康が維持されると考えられています。

肝、心、脾、肺、腎の5つは「五臓六腑」の五臓です。昔から漢方医学では、からだを支えるものさしとして、とても重要視されてきました。臓器としてではなく、さらにスケールが大きく、役割や機能として捉えられています。

今回は、五行について、それぞれの特徴やおすすめの漢方薬などを詳しくご紹介します。

自分の体質や太りやすさがわかる「五行」とは?

五行とは、自然界のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の5つの要素からできており、それらが互いに助け合ったり、抑制し合ったりすることで成り立つとされています。

この五行説をからだに応用したのが「五臓」で、木=肝、火=心(しん)、土=脾、金=肺、水=腎という関係のうえに成り立っています。

それぞれに異なる役割があり、5つが互いに助け合ってバランスをとることで私たちはからだだけでなく心の健康も維持できるのです。

自分が五行のどの部分に当てはまるかを知ることで、体質傾向を知ることができます。

五行から「太りやすさ」を診断してみよう

ご自身に当てはまるものがあればチェックしてみましょう。

□イライラ
□目の疲れ
□頭痛
□不眠
□自律神経失調症
あてはまるものがある場合は①肝タイプへ。

□息苦しさ
□不安
□動悸
□立ちくらみ
□息切れ
あてはまるものがある場合は②心タイプへ。

□手足のだるさ
□下痢
□膨満感
□口内炎
□口臭
あてはまるものがある場合は③脾タイプへ。

□咳
□鼻水
□息切れ
□鼻炎
□ぜんそく
あてはまるものがある場合は④肺タイプへ。

□冷え
□耳鳴り
□頻尿
□神経痛
□膀胱炎
あてはまるものがある場合は⑤腎タイプへ。

①肝タイプ

肝は、ストレスによる影響を受けやすい部分です。
感情、解毒、排泄、循環、代謝などをコントロールし、血(けつ)を蓄える役割もあります。これらがうまくいかないと、代謝や排泄にも影響して太りやすくなるでしょう。

②心タイプ

心は、血液循環や睡眠、感情、拍動などをコントロールする役割です。血液循環の悪化や睡眠不足が肥満の原因となります。

③脾タイプ

脾は消化・吸収をコントロールすることでエネルギーを補充する役割をもちます。
消化器官や膵臓、筋肉なども司っています。
消化・吸収がうまくできなくなることで太りやすくなります。

④肺タイプ

肺は呼吸や水分代謝、免疫機能などをコントロールしています。
肺の機能が低下することで、これらの不調が出やすくなり、水分代謝が乱れることで水太りしやすくなるでしょう。

⑤腎タイプ

腎は成長や発育、生殖などの生命力をコントロールする役割のほか、水分代謝も調節しています。腎臓と同じように水分にも働きかけているため、機能が低下するとこれらの症状が起こります。冷えると脂肪もたまりやすくなり、血液循環も低下します。

五行ごとに適したダイエット方法とは?おすすめの漢方薬も紹介

体質ごとに毎日の暮らしに取り入れるといいダイエット法をまとめました。また、肥満対策に役立つ漢方薬もご紹介します。

1.肝タイプにおすすめのダイエット方法

ストレスによる影響を受けやすいこのタイプ。適度に気分転換を心がけることがダイエットの秘訣です。肩甲骨の上げ下ろしなど、からだをほぐすことを心がけてみてください。安眠を促すヨガもおすすめ。

体質別漢方薬は…
・大柴胡湯(だいさいことう)
「気」の巡りを促してからだの余分な熱をとり除き、肝の働きをよくして、脂質代謝を改善します。「肝」が正常に働くと、ダイエット時のイライラにも効果が期待できます。

2.心タイプにおすすめのダイエット方法

食事中にしっかりと噛むことを意識しながら食事をとることがダイエットに効果があります。毎日の食事メニューのバランスを振り返ることがダイエットの近道に。

体質別漢方薬は…
・柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
「心」の熱をとり去ることで、精神を落ち着かせてくれます。精神不安、神経症、不眠に効果があります。

3.脾タイプにおすすめのダイエット方法

暴飲暴食をしてしてしまう場合は、食事の前に深呼吸をしてみてください。からだ全体に空気が行き渡るよう、食事を摂ると全体に行き渡ることをイメージしながら食べることがおすすめです。ながら食べや、食事中のスマホ操作はお休みしてみましょう。

体質別漢方薬は…
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
暴飲暴食などによるからだの余分な熱をとり除き、血流や水分代謝を促し、便や汗などで、不要物を体外へ排出しからだを軽くします。脂質代謝機能を改善し、ため込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。

4.肺タイプにおすすめのダイエット方法

ゆっくりお風呂で温まりリラックスする時間をとってみましょう。足の裏にある涌泉というツボをおすのもおすすめ。

体質別漢方薬は…
・防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
余分な「水(すい)」をとり除き、「水」を巡らせることで水分代謝を改善します。水太りタイプの肥満にも効果があります。

5.腎タイプにおすすめのダイエット方法

軽いストレッチなどからだを動かすことを心がけてみてください。買い物や通勤などで意識して歩く距離を増やすしたり、ヨガもおすすめです。

体質別漢方薬は…
・八味地黄丸(はちみじおうがん)
「腎」を補い、生殖系機能や泌尿器系の機能を高めます。マウスを使った研究では熱の産生を高めることと抗肥満作用をもつという結果も出ています。

漢方薬は、長い歴史によって細かく分類されており、体質や相性で効き目が大きく左右されます。

漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

漢方に詳しい薬剤師が一人ひとりに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。

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生命活動は相生と相克の関係で成り立っている

生命は「木が燃えて火が起こる→灰ができて土を肥やす→鉱物ができる→水が湧く→木が育つ」のように、互いに助け合う関係、逆に互いに抑制し合う関係、つまり相生(そうせい)と相克(そうこく)の関係で成り立っています。

この考え方をからだにも当てはめ、五臓がそれぞれの役割を果たすことで健康が維持されます。

自律神経なども含め、からだのすべてにおいてベストなコンディションでいられるように心がけましょう。

<この記事を書いた人>



薬剤師 相田 彩
漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。
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