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笏谷石で焙煎 コーヒー販売 高温で熱した端材使用

  • 2024年4月19日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

宝木石材が手がける笏谷石で焙煎したコーヒー豆「とこしえ」=福井県越前市芝原3丁目の同社【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 福井県越前市芝原3丁目の石材会社「宝木石材」は、現在は採掘されていない笏谷石の端材を使って焙煎(ばいせん)したコーヒー豆「とこしえ」を販売している。180度以上の高温で熱した笏谷石から出る遠赤外線でじっくりとローストし、すっきりとした味わいに仕上げている。寳木社長は「ゆったりとした永久(とこしえ)の時間のお供にしてほしい」と話している。

 コーヒー豆は、3種類をブレンドした豆の袋詰めとひいた粉の袋詰めの2タイプを用意。寳木社長は県外の焙煎士とともに10回以上試作し、端材を熱して出た遠赤外線で通常の4〜5倍の時間をかけて焙煎。冷めてもおいしく飲める雑味のない味にこだわった。

 笏谷石は、約1700万年前の火山活動で噴出した火砕流に含まれる火山岩や灰などが堆積、凝縮してできた石。同社はこれまで、住宅の基礎部分などに使われた端材を再利用した商品を数多く手がけてきた。

 笏谷石をより身近な存在として親しんでもらいたいと、約3カ月かけて「とこしえ」の商品化にこぎ着けた。寳木社長によると、コーヒーを入れる際に30秒ほど蒸らすと、より豊かな香りが際立つという。「ぜひブラックで飲んで、味わいと香りを楽しんでほしい」と話している。

 現在は同社でのみ販売しているが、今後は市内外のスーパーや飲食店などにも並ぶ予定。いずれも1袋100グラムで1188円(税込み)。購入の際は事前連絡が必要。問い合わせは同社=電話0778(22)6307。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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