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射水・新湊きっときと市場、2ヵ月ぶり営業再開 地震で液状化被害

  • 2024年3月3日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

一部の店舗が営業再開した館内で買い物を楽しむ観光客=新湊きっときと市場【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 能登半島地震の液状化被害で、2カ月間にわたり休業を余儀なくされていた射水市海王町(新湊)の観光施設「新湊きっときと市場」が2日、営業を一部再開した。観光客が早速訪れ、新鮮な海の幸を楽しんだ。全面再開は今月中の予定で、運営会社は16日に始まる政府の観光支援「北陸応援割」に合わせて、観光客を呼び込みたい考えだ。

 全11店舗のうち、すしや特産品、地酒などの7店舗が再開した。海産物店には新湊産のベニズワイガニが並び、観光客が品定めした。家族6人で訪れた埼玉県戸田市の清水朋一さん(52)は購入したベニズワイガニを館内で味わい、「みそが詰まっていてとてもおいしい」と話した。

 愛知県からの観光バスに乗った35人は、別棟の「食処海(う)み屋」で海鮮丼や天ぷらに舌鼓を打ち、買い物を楽しんでいた。

 沿岸部の埋め立て地に立地する同施設は、液状化現象で水道管が広範囲で破損したり、床が隆起したりし、復旧工事のため1月2日から休業していた。運営会社の「新湊うまいもん」によると、ベニズワイガニの水揚げが最盛期となる冬場は書き入れ時で、1、2月で約7500万円の売り上げを見込んでいたという。

 宮正一取締役料理長は「コロナ禍を乗り越えた矢先に地震が起き、時間が止まったような感覚だったが、ようやく再開できて良かった」とほっとした表情。北陸応援割の開始を見据え「感謝の気持ちを込めてお客さんをもてなし、新湊の観光を盛り上げたい」と力を込めた。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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