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野鳥の剥製 リアル 立山砂防博物館 一般公開、剥製師の長谷川さん(東京)制作

  • 2024年2月28日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

野鳥の剥製や触れることができる獣の毛皮を集めた収蔵品展【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 半世紀にわたって動物に「第2の命」を吹き込み続けた剥製師の長谷川芳隆さん(東京)が手がけた野鳥の剥製や教材用の獣の毛皮を紹介する収蔵品展「富山のいきもの」が、富山県立山町芦峅寺の立山カルデラ砂防博物館で開かれている。今回は初の一般公開で、県内でも確認されている約70点を並べた。担当者は「どれも本物と見間違うほど。なかなか姿を見ることができない貴重な野鳥の作品もある」と話す。

 長谷川さんは東京都世田谷区で「ハセ川はく製」を営み、1998年の冬季長野五輪では、自身が制作したツグミの剥製が公式ポスターに使われた。引退を機に、長く交流してきた立山カルデラ砂防博物館の白石俊明主任学芸員を通じて同博物館に剥製を寄贈した。

 野鳥の剥製は60点を展示。県内で確認されているものの、目撃はまれな渡り鳥のサンカノゴイやオオヨシゴイなど、白石さんも実際には目にしたことがない貴重なものもある。長野五輪のポスターに使われたツグミと"きょうだい"の剥製もある。

 獣の毛皮は、県内に生息するキツネやタヌキ、ウサギ、テン、ニホンザルなど。交通事故で死んだ個体を長谷川さんが、子どもたちに向けた教材用として加工したもので、自由に触れることができる。白石さんは「昭和の時代は剥製や毛皮がもっと身近だった。多くの人に長谷川さんの作品を間近で見てもらいたい」と話した。

 3月31日まで。観覧無料。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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