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歴女目線の魅力、福井を冊子に 県コーディネーターら発行

  • 2024年2月15日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

冊子発刊に向け、打ち合わせする後藤さん(中央)ら=福井県敦賀市原の西福寺【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 3月16日の北陸新幹線福井県内開業を見据え、地域の歴史を観光誘客などに活用しようと、県内の女性5人が冊子を発刊する。"歴女"の目線で「キュンとくるような、楽しい魅力」を発信する。仲間の輪を広げ「福井を歴史で盛り上げたい」と目を輝かせる。

 歴史愛好家でつくる「ふくい歴女の会」会長の後藤ひろみさんが「県歴史活用コーディネーター」の活動として企画。友人、知人とチーム「歴知るジャーニー」を結成し、「歴史の何が面白いかを伝える入り口にしよう」と冊子発行を決めた。

 冊子「歴知るジャーニージャーナル」は、後藤さんが代表を務め、小浜市で自然に関する情報誌発行に携わっている魚見栄美さんが編集長としてデザインなどを担当する。

 2人のほか、主要な建物が国重要文化財の西福寺(敦賀市)に勤務する中村恭子さん、大野市で「春を彩る越前おおのひな祭り」を手がける高橋真理子さん、千葉県から池田町に移住した川上真理子さんと、多彩なメンバーが加わった。

 川上さんは「御食国(みけつくに)として京都と切り離せない存在だったことなどに面白みを感じる」と強調。中村さんは「西福寺のためになれば」、高橋さんは「地域を深掘りしたい」と話す。

 創刊号はB5判16ページで2月中に発刊する予定。後藤さんらがライターとして、NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目される紫式部や、各地の寺院、昔の暮らしなどをテーマに記事を執筆する。

 2500〜3千部作り、県の支援を受け、飲食店などで無料で手に取れるようにする。「どんな反応があるか楽しみ」と後藤さん。冊子以外にも、参加者は歴史を語り合うイベント「歴知るカフェ」を1月に開催。将来的にはお気に入りの歴史スポットを巡るツアーなども企画し、「歴史を知って楽しむ輪をどんどん広げたい」と意気込む。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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