サイト内
ウェブ

世界新記録を樹立! 米教授が100日間「海中で暮らす」ことに成功

  • 2023年6月12日
  • GetNavi web

6月9日、米・サウスフロリダ大学のジョセフ・ディトゥリ教授が100日間、海中で暮らすことに成功し、世界記録を更新。久しぶりに地上に姿を現しました。

↑海中で100日過ごしてわかったこととは?

 

「ドクターディープシー(Dr. Deep Sea)」とも呼ばれる同教授は、水深9.14mにある「ジュールズアンダーシーロッジ(Jule’s Undersea Lodge)」と呼ばれる非常に狭い空間でただ一人、水圧を調整せずに過ごしました。

 

これまでの最長記録は、2014年に米国の教授2人が同じ場所で樹立した73日2時間34分。今回の新記録はギネス世界記録に申請中とされていますが、元米海軍の将校で生体医用工学の博士号を持つディトゥリ教授は記録のためにやったわけではないと言います。「水中や極限状態に対する人間の忍耐力を高めることが目的だった」

 

人間の意識と身体が極限状態でどのような反応を示すかを調べるために行われたこのプロジェクトで、同教授は水中で毎日実験を行い、データを収集していました。2023年11月に英・スコットランドで行われる学会で発表する予定。今回の実験結果は海洋調査員や宇宙飛行士の役にも立つと見られています。

 

3月1日以来、太陽の光を浴びていなかったディトゥリ教授。5月に記録を更新した際、「一番恋しいのは太陽」と述べていましたが、私たちにも日の光のありがたさが伝わってきます。

 

【参考記事】

AP. Florida’s ‘Dr. Deep’ resurfaces after a record 100 days living underwater. June 10 2023
BBC. Florida professor breaks record for time spent living underwater. May 15 2023

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
(C)ONE PUBLISHING