日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。
今回は、中国エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
4月中旬になると、日吉津村(ひえづそん)の国道431号線沿い南側に色鮮やかなチューリップ畑が出現。色とりどりの花の列には札が付いており、名前や品種を知ることができる。
霧がなく、よく晴れた日は、バックに中国地方最高峰の大山(だいせん)を望むこともできる。アングルを変えれば、製紙工場を背景にしたチューリップ畑も鑑賞できます。
赤や黄色のチューリップが満開に咲くころ、チューリップマラソンも実施。春の日差しを感じながら、色とりどりの花々を駆け抜ければ、爽快な気分に。
※駐車場はありません。チューリップ畑の周辺は、田畑があり細い生活道路沿いにあるため、マナーを守って鑑賞をお願いします。
見ごろの時期:例年4月上旬〜4月中旬
第46回日吉津村チューリップマラソン大会
2024年4月7日(日)
大山を望むチューリップ畑(だいせんをのぞむチューリップばたけ)
所在地 鳥取県西伯郡日吉津村富吉地区
毎年春に、安来市役所伯太庁舎周辺では約100種類、50万本の色とりどりのチューリップが咲き誇る。見ごろに合わせて「はくたチューリップフェア」が開催され、大勢の方が鑑賞や撮影に訪れる。チューリップの購入も可能(1本70円)。
オランダをイメージした風車をバックにチューリップを撮るのがおすすめ。
フェア期間内の1日はイベントが開催され、飲食出店、特産品の販売も行われ多くの人で賑わう。
はくたチューリップフェア:2024年4月5日(金)〜10日(水)
イベント:2024年4月7日(日)
※開花時期は、気温や日照の影響によって異なるためご注意ください。
はくたチューリップフェア
所在地 島根県安来市伯太町東母里
https://www.kankou-shimane.com/destination/21058
北は北海道の函館から、南は鹿児島県の坊津まで、野生の藤が生息していない沖縄県を除く全国46都道府県の藤を集めた公園。
その数は約100種にものぼり、種類の多さでは日本一。総延長500メートルの藤棚があり、その下を散策できる。目の前が濃淡のある紫色一色になる眺めは圧巻。ピンクや白などなかなか見かけない藤の花もあり、藤の魅力の奥深さを感じる。藤の花は香りもよく、目と鼻で堪能できるのも心地よい。
夜はライトアップも行われ、見ごろにあわせて藤まつりも開催。灯りに照らされた藤の花は幻想的な美しさ。
見ごろの時期:例年4月下旬〜5月上旬
藤公園の藤(ふじこうえんのふじ)
所在地 岡山県和気郡和気町藤野1893
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11611
Flower village花夢の里は、世羅高原の雄大なロケーションのもと、季節の花々による共演を楽しめるスポット。春は、西日本最大級45万株の芝桜と100万本のネモフィラが広がる芝桜とネモフィラの丘となり、一面がピンクとブルーに染まる絶景を満喫できる。
花畑の中にドレスのような立体花壇のフォトスポットのある「花咲小町」「プリンセスガーデン」、ネモフィラに囲まれてポツンと佇む「しあわせのバス停」、今年エリアを拡大したナデシコの花畑「大和撫子」など、エリアごとにテーマの異なるスポットが点在する。
高原一面を覆い尽くす花々と吹き抜ける風が心地よく、開放的な気分に。
開催期間:2024年3月30日(土)〜5月12日(日)
芝桜とネモフィラの丘 2024 (しばざくらネモフィラのおか2024)
所在地 Flower village 花夢の里(広島県世羅郡世羅町上津田3-3)
https://sera.ne.jp/km/shibazakura/
NYタイムズ「2024年に行くべき52カ所」にて、世界で3番目に紹介された日本で唯一の都市が、山口市。そこで取り上げられたのが、京都の鴨川に見立てられた一の坂川。風情のある雰囲気で西の京、山口の中心的存在になっている。
一の坂川は、山口県内屈指の桜の名所となっていて、両岸で満開になる桜並木と古い町屋の景観がノスタルジック。桜のほか、つつじの咲くシーズンも違った趣を楽しめる。
初夏のゲンジボタルを鑑賞できる天の川のような幻想的な光景は、誰もが息をのむ。
見ごろの時期:桜 例年3月下旬〜4月上旬
ホタル 例年5月下旬〜6月上旬頃
一の坂川(いちのさかがわ)
所在地 山口県山口市後河原
https://yamaguchi-tourism.jp/spot/detail_17326.html
https://yamaguchi-tourism.jp/event/detail_12269.html
文=桐生奈奈子