春が訪れ、草木が生き生きと成長する……そんな勢いのあるひと月です。桜が続々と開花するこの季節のイメージそのものの運気といえるでしょう。特に、これまで積み上げてきたものがある人は、その努力が実るとき。チャンスと思ったときには、迷うことなく前に出ていきましょう。活力がみなぎっている時期でもあるので、新しいことへの挑戦もおすすめです。
仕事面では、物事がスムーズに進むとき。高みを目指して行動に出て吉。昇進や昇給の知らせを受け取る人も出てくることでしょう。ただし、決して調子には乗らないこと。活躍したときほど、謙虚な言動を心がけてください。転職は、熟考に熟考を重ねたうえで。
恋愛面は、前向きなお付き合いができるとき。カップルの人は“いつか一緒に行けたらいいね”と言っていた場所に出かけてみましょう。棚上げしていた問題の解決に着手するのも有意義です。フリーの人、悩み事がある人は、縁結びの神様にお参りを。新たな出会いでは、巳(へび)と酉(とり)年の人に、前世からのご縁を感じる予感。
健康面で注意したいのは、尿路結石、肺活量の低下。
この時期、相性がいいのは、子(ねずみ)、巳(へび)、酉(とり)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、午(うま)、未(ひつじ)年の人。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
頭が龍、体が亀の形をした伝説上の神獣「龍亀」をお守りにしましょう。龍は皇帝、亀は万寿を意味し、招財と長寿が叶う吉祥物として知られていますが、邪悪なものを遮り、幸運をもたらすパワーもあるとされています。
風水に用いられる置物は銅製が主流ですが、樹脂製のものが手頃な価格で手に入るようになっているので、まずは專門店のサイトなどを調べてみましょう。甲羅の上に小さな亀が乗っているもの、たくさんの硬貨の上に鎮座しているものなど、さまざまな趣の置物があるので、お気に入りの意匠を探してみてください。飾る場所はオフィスの机の上やリビングのよく目につくところへ。その際、顔を外に向けておくこともポイントです。
吉方位は、東と西。避けたほうがいいのは、北と南。
ラッキーカラーは、黒と緑色。避けたほうがいいのは、赤と白色。
真面目で何事にも真摯に向き合っていく人。物事を現実的にとらえる力に長け、いかなるときも最良の道を選び、着実に歩みを進めていくタイプです。
野心を抱く場面は少ないものの、よりよい結果を求めて上を目指す向上心は強いよう。
目標達成のためには、下積みや地道な努力もいとわず、失敗やつまずきがあろうとも、忍耐強く踏ん張っていくことでしょう。
温厚な人柄ながら、内には強い正義感を秘めていて、ここぞというときには弱い者の味方となり、悪に立ち向かう強さを発揮。
正直者で言動に裏表がなく、信頼のおける人物として、公私とも周囲から慕われることでしょう。
また、安定を好むため、暮らしぶりは質実そのもの。心豊かに暮らす知恵をもち、派手さはなくとも、穏やかで安心感のある生活を営んでいく人です。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
文=堀 由美子
イラスト=さじきまい