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【島根県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 赤白黄色 50万本のチューリップが一面を彩る

  • 2024年3月31日
  • CREA WEB

 日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。

 今回は、島根県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!


◆はくたチューリップフェア


はくたチューリップフェア。

 毎年春に、安来市役所伯太庁舎周辺では約100種類、50万本の色とりどりのチューリップが咲き誇る。見ごろに合わせて「はくたチューリップフェア」が開催され、大勢の方が鑑賞や撮影に訪れる。チューリップの購入も可能(1本70円)。

 オランダをイメージした風車をバックにチューリップを撮るのがおすすめ。

 フェア期間内の1日はイベントが開催され、飲食出店、特産品の販売も行われ多くの人で賑わう。

はくたチューリップフェア:2024年4月5日(金)〜10日(水)
イベント:2024年4月7日(日)
※開花時期は、気温や日照の影響によって異なるためご注意ください。

はくたチューリップフェア

所在地 島根県安来市伯太町東母里
https://www.kankou-shimane.com/destination/21058

◆江島大橋のダイヤモンド朝日


江島大橋のダイヤモンド朝日。

 自動車メーカーのテレビCMに登場し通称「ベタ踏み坂」として一躍有名となった、松江市と境港市を結ぶ中海にかかる「江島大橋」。

 最上部は高さ約45メートルに達し、コンクリート製の桁橋としては日本一のPCラーメン橋。

 5月下旬と7月中〜下旬に、橋に火が灯ったような「ダイヤモンド朝日」と呼ばれる朝日を見ることができる。この光景を見られるのは、年間を通して2回だけという絶景に、多くの写真愛好家が早朝から詰めかける。

 時間や季節によって見え方も異なる「江島大橋」は、撮りたい、見たい景観に合わせて訪れれば様々な表情の風景が楽しめるスポット。

見ごろの時期:5月下旬、7月中〜下旬

江島大橋のダイヤモンド朝日 (えしまおおはしのダイヤモンドあさひ)

所在地 島根県松江市八束町〜鳥取県境港市
https://www.kankou-shimane.com/pickup/36524.html

◆石見畳ヶ浦


石見畳ヶ浦。

 石見畳ヶ浦は、国の天然記念物にも指定されている景勝地。

 国府海水浴場から洞窟を抜けると、「千畳敷」とよばれる広大で平らな岩場が広がり、まるで畳を敷いたように見える規則的な亀裂が縦横に走っていて、それが畳ヶ浦の名の由来になっている。

 丸い腰かけのような、ノジュールという化石などを核としてできあがった珍しい岩が飛び出ており、海を背景にまるでファンタジーの世界を思わせるような光景が見られる。

 おすすめは満潮に近い時間帯。海面を鏡のように見立てたフォトジェニックな写真を撮ることもできる。

石見畳ヶ浦(イワミタタミガウラ)

所在地 島根県浜田市国分町
https://www.kankou-shimane.com/destination/20334

◆岩瀧寺の滝


岩瀧寺の滝。

 岩瀧寺の滝は島根県江津市波積町に新しく建設された「波積ダム」の上流にある。辺りは木々で囲まれ、木漏れ日に照らされて落ちる雄大な滝は美しく輝く。

 延長121メートル、幅およそ18メートルで4段につらなる滝から瀑流音とともに、豪快に流れ落ちる様は絶景。

 ダム湖周辺はハイキングに最適で、滝から吹き降ろす風は清涼をよぶ。春は山桜・山ツツジが見ごろで、四季それぞれに人々を魅了する名勝地となっている。

岩瀧寺の滝(ガンリュウジノタキ)

所在地 島根県江津市波積町
https://www.kankou-shimane.com/destination/20548

◆花桃の里


花桃の里。

 邑南町の川角(かいずみ)集落は、標高の高さから「天国に一番近い里」と呼ばれる川角集落。

 春になると花桃や菜の花が咲き誇り、その美しさから「しまね景観賞」の大賞を受賞したことのある美しい里山。2,000本以上の花桃の木が植えられ、赤、ピンク、白の花が色鮮やかに周辺一帯を彩るさまは、まさしく桃源郷。

 町内に植えられた花桃の木は、休耕地の活用を目的に地元の人たちによって植えられたもの。例年4月上旬になるとたくさんの花が咲き乱れ、まるで夢の国のような光景が広がる。

花桃の里(はなもものさと)

所在地 島根県邑智郡邑南町上口羽285
https://www.kankou-shimane.com/pickup/29045.html

◆松江城のなんじゃもんじゃ


松江城のなんじゃもんじゃ。

 松江のシンボルでもある松江城は、「さくらの名所100選」にも選ばれている人気スポット。

 桜も素晴らしいのですが、桜の後にぜひ見てほしいのが、松江城のなんじゃもんじゃと呼ばれる白い花を咲かせる木。正式名は「ヒトツバタゴ」と言い、国の天然記念物にも指定されている珍しい樹木だ。

 ゴールデンウイーク頃が見頃で、真っ白な花が緑鮮やかな木を被い、まるで春に雪が降り積もったかのような美しい景色を楽しめる。

松江城のなんじゃもんじゃ(まつえじょうのなんじゃもんじゃ)

所在地 島根県松江市殿町1-5
https://www.kankou-shimane.com/destination/20286

◆珍しい緑の桜 御衣黄


珍しい緑の桜 御衣黄。

 島根県の桜の名所といえば、斐伊川堤防桜並木が有名だが、雲南市にある三刀屋河川敷公園の桜もおすすめ。

 こちらの公園では、淡い緑色の花を咲かせる、全国でも珍しい桜『御衣黄』を見ることができる。薄ピンク色のソメイヨシノとは違った趣のある桜が幻想的。例年ソメイヨシノの開花から2週間後開花するため見ごろを迎えるのは4月下旬頃。この公園では、お花見を2度楽しむことができる。

珍しい緑の桜 御衣黄(ぎょいこう)

所在地 島根県雲南市三刀屋町三刀屋
https://www.kankou-shimane.com/destination/20729

◆三隅公園のツツジ


三隅公園のツツジ。

 伝統芸能の石見神楽で有名な、島根県西部に位置する浜田市。その浜田市の三隅神社の境内に隣接している三隅公園では、春になると5万本ものツツジが咲き誇り、ゴールデンウイークのシーズンにはお祭りが開催され、毎年賑わっている。

 色鮮やかなツツジの回廊を楽しみつつ山頂を目指すと、7種類の梅が1,000本以上植えられている梅林公園があり、こちらも三隅の名所になっている。美しいツツジの花々や梅の花を鑑賞しに、のんびり散歩するのもおすすめ。

三隅公園(みすみこうえん)のツツジ

所在地 島根県浜田市三隅町三隅
https://www.kankou-shimane.com/destination/20570

◆赤ハゲ山 野大根の花


赤ハゲ山 野大根の花。

 島根県の日本海沖に位置する、4つの有人島と180あまりの無人島からなる隠岐諸島。有人島のひとつ、知夫里島の知夫村にある赤ハゲ山は、山頂にある展望台から日本海や隠岐の島々、カルデラ湾の絶景を望める人気ビューポイントになっている。

 春は、標高325メートルの草原に、可愛らしい薄紫色の野大根の花がじゅうたんを敷き詰めたように咲き誇るのが見物だ。青い空と海、緑の草原のコントラスト、360度の大パノラマの絶景が楽しめる。

赤ハゲ山 野大根の花(あかはげやま のだいこんのはな)

所在地 島根県隠岐郡知夫村古海
https://www.shimane19.net/photo/chibu-photo/297

◆春の津和野


春の津和野。©beauty_boxイメージマート

 島根県の南西に位置する津和野町は、かつて津和野城があり、城下町時代の街並みを残す小京都として重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

 レトロな街並みが続く殿町通りの津和野大橋付近は、桜並木が続く春のお花見スポット。ライトアップも行われ、灯りに照らされた夜桜が幻想的な風景を醸し出す。このほか、しだれ桜が優美な永太院や、桜並木が続く鷲原公園も桜の名所となっている。

 標高362メートルの国指定史跡津和野城跡から新緑の美しい津和野を一望するのもおすすめ。

春の津和野(はるのつわの)

所在地 島根県鹿足郡津和野町
https://tryangle.yamaguchi.jp/tryangle/tuwano-machiaruki

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=桐生奈奈子

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