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【福岡県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 多彩な藤が連なる艶やかなトンネル

  • 2024年4月4日
  • CREA WEB

 寒さの中で力を蓄えた草木が、パワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて、景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。

 日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は福岡県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?


◆河内藤園


河内藤園。

 北九州市にある河内藤園は、アメリカCNNによる「日本の最も美しい場所31選」に選ばれた藤の名所。

 見ごろの時期には、22種類の藤の花が薄紫や白、ピンクの花を咲かせ、園内を甘い癒しの香りで包み込む。

 一番の見どころは、長さ80メートルと110メートルの藤のトンネル。さまざまな色彩の花房が頭上でグラデーションを描く艶やかな光景が、見る者を魅了する。

 また、約1,000坪もの広さを誇る、野田長藤の大藤棚も圧巻。この美しい景色を眺めに、世界中から観光客が訪れる。

見ごろの時期:4月下旬〜5月上旬

河内藤園(かわちふじえん)

所在地 福岡県北九州市八幡東区河内2-2-48
https://kawachi-fujien.com/

◆英彦山花園のシャクナゲ


英彦山花園のシャクナゲ。

 英彦山神宮の参道沿いを運行する「英彦山スロープカー」の、花駅に隣接する英彦山花園。

 総面積1万7,000平方メートルの広大な敷地にさまざまな高山植物や花木が植栽されており、例年4月中旬から下旬にかけては、約5,000本のツクシシャクナゲが咲き誇る。

 淡い桃色のシャクナゲと同時期に芽吹く新緑とのコントラストは非常に美しく、春は紅葉時期と並ぶ英彦山花園の最盛期だ。

見ごろの時期:4月中旬〜下旬

英彦山花園のシャクナゲ(ひこさんかえんのシャクナゲ)

所在地 福岡県田川郡添田町大字英彦山1487
http://hikosan-slopecar.net/

◆浅井の一本桜


浅井の一本桜。

 池の畔で堂々たる風格を見せる、「浅井の一本桜」。樹齢約110年といわれるヤマザクラの大樹で、幹回り約4.3メートル、高さ約18メートルを誇る。

 長年地元の人々から大切に守られてきた市のシンボルであり、久留米市の景観重要樹木にも指定されている。毎年見事な花を咲かせ、その幹の太さと花密度の高さで圧倒的な存在感を放つ。

 青空と池に映し出された「逆さ桜」の光景は息を吞むほど美しい。開花に合わせてライトアップ(19:00〜21:00予定)も実施され、県内外から多くの人が観賞や写真撮影に訪れる。

開花時期:3月下旬(一般的な桜に比べ、やや遅れて開花します)
ライトアップ期間:2024年3月27日(水)〜4月5日(金)

浅井の一本桜(あさいのいっぽんざくら)

所在地 福岡県久留米市山本町耳納1511-1
https://welcome-kurume.com/spots/detail/38889ca9-7405-4e16-b04a-d06c0a36f46b

◆のこのしまアイランドパーク


のこのしまアイランドパーク。

 春になると、能古島に出現する菜の花のパノラマ花壇。島内北西部に位置する「のこのしまアイランドパーク」の花壇で、博多湾を望む花畑に約50万本の菜の花が咲き乱れる。

 青い海や空、志賀島をバックに広がる菜の花畑は、まるで広大な黄色のじゅうたんのよう。3月下旬から4月上旬ごろにはソメイヨシノも加わり、いっそう美しい景色が望める。

 また、花畑の横にある「海に飛び込んでいるように見えるブランコ」は、週末には長蛇の列ができるほどの人気インスタ映えスポット。SNSを通じて知った海外からの観光客がブランコ目当てに来園することも多いのだとか。

菜の花の開花時期:3月上旬〜4月中旬
菜の花と桜が同時に咲く時期:3月下旬〜4月上旬

のこのしまアイランドパーク(のこのしまアイランドパーク)

所在地 福岡県福岡市西区能古島
http://nokonoshima.com/

◆草場川の桜並木


草場川の桜並木。

 草場川の桜並木は、春の花見散策に人気のスポット。昼夜で異なる美しさは評判で、例年3月下旬〜4月上旬の見ごろの時期になると、地域住民だけではなく写真愛好家も多く訪れる。

 清流・草場川河畔の約2.2キロメートルの桜並木は、菜の花も一緒に楽しめる桜の名所。

 青空とのコントラストも絶景だが、夜にはライトアップされ(日没〜22時頃)、闇夜に浮かぶ淡い桜ピンクの並木道はとりわけ幻想的だ。

草場川の桜並木(くさばがわのさくらなみき)

所在地 福岡県朝倉郡筑前町久光
https://www.crossroadfukuoka.jp/event/11117

◆平成筑豊鉄道ことこと列車と菜の花


平成筑豊鉄道ことこと列車と菜の花。

 深紅の車両が田園風景に映える、水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けた平成筑豊鉄道のことこと列車は、大人気のレストラン列車。地元産の食材にこだわったフレンチを堪能できる。

 春には、沿線を軽やかに揺れる黄色の菜の花が彩る。

平成筑豊鉄道ことこと列車と菜の花(へいせいちくほうてつどうことことれっしゃとなのはな)

所在地 平成筑豊鉄道田川線赤駅〜内田駅間
http://www.heichiku.net/goodies/cotocoto_train/

◆柳川川下りと堀割沿いの桜


柳川川下りと堀割沿いの桜。

 水郷柳川の代名詞といえば、「川下り」。どんこ舟に乗り、堀割に映える柳の緑や並倉の赤煉瓦などをのんびり眺めながら、お堀めぐりが楽しめる。

 春にはそこに桜のピンクが加わり、さらに色彩豊かな風景が広がる。

柳川川下りと堀割沿いの桜(やながわかわくだりとほりわりぞいのさくら)

所在地 福岡県柳川市
https://www.yanagawa-net.com/attractions/ohori/

◆海の中道海浜公園のネモフィラ畑


海の中道海浜公園のネモフィラ畑。

 海の中道海浜公園は、2つの海に囲まれた砂州「海の中道」に位置する国営公園。

 大都市にありながら自然豊かで、1年を通して四季折々の花が楽しめる。中でも、春のイチオシは、花の丘を真っ青に染める約120万本のネモフィラ畑。海風に吹かれて可憐に揺れる姿が可愛らしい。

海の中道海浜公園のネモフィラ畑(うみのなかみちかいひんこうえんのネモフィラばたけ)

所在地 福岡県福岡市東区大字西戸崎18-25
https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/12408

◆八女中央大茶園


八女中央大茶園。

 福岡を代表するお茶、八女茶の生産地である八女中央大茶園は、なんと103ヘクタールもの山林を開発して作られた70ヘクタールを誇る広大な茶畑。一番茶の茶摘みは、4月上旬から5月上旬に最盛期を迎える。

 この時期、広大な八女中央大茶園の展望所からは、一面に広がる茶畑のパノラマに加え、天気が良いと有明海や島原半島が望める。

八女中央大茶園(やめちゅうおうだいちゃえん)

所在地 福岡県八女市本
https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/12916

◆豊前市 大きな椅子&机


豊前市 大きな椅子&机。

 山あり、海ありの自然豊かな風景が広がる豊前市では、絶景を楽しみながらのサイクリングがおすすめ。途中立ち寄ってほしいのが、絶好のフォトスポットとなる大きな椅子&机のオブジェ。

 廃校になった旧上川底小学校の跡を利用した施設「もみじ学舎」の敷地内にあり、併設のカフェでくつろぎの時間を過ごすこともできる。

豊前市 大きな椅子&机(ぶぜんし おおきないすあんどつくえ)

所在地 福岡県豊前市大字上川底858(もみじ学舎内)
https://www.crossroadfukuoka.jp/spot/13176

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=佐藤由樹
協力=福岡県観光連盟WEB「クロスロードふくおか」

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