
植え込みのハーブがのびのびと枝葉をのばす「風早茶房」。築100年の古民家をリノベーションしたカフェで、フレッシュやドライにした地産ハーブを贅沢に使ったランチやお茶をいただきながらのんびりとしたひと時が過ごせます。緑豊かで海にも近い葉山のカフェを訪れて、リフレッシュする時間を自分にプレゼントしてはいかがでしょうか。
築100年の古民家をリノベーションした「風早茶房」。カフェの周りの植え込みにはミントやローズマリーなど何種類ものハーブが植えられていて、レモンの木には大きな果実が実るほど。ハーブの香りに癒されてナチュラルな気分ですごせます。
縁側のガラス戸から明るい日差しの入る店内は、座卓席とテーブル席があり広々としています。無垢材のフローリングは足裏にも優しく、自宅でくつろいでいるような感覚にもなります。定休日にはここでヨガの講座が行われることもあるのだそう。
お天気のいい日はテラス席もポカポカとして、心地よく過ごせます。緑をたたえるハーブに囲まれアジアンテイストのイスに座ると、日ごろのあわただしさを忘れて、リラックスしながら本来の自分らしさを取り戻していけそうです。
テラスの奥にはティーバーというカウンターだけの小部屋があり、乾燥ハーブを詰めたガラス瓶が並びます。カフェから近い場所にハーブ専用の畑でも約40種類のハーブを無農薬で育てていて、収穫したハーブティーをこちらでもいただけます。
ハーブティーは植物療法に基づいてブレンドした6種類の中から目的に応じて選びます。女性の日々のリズムを整えるブレンドや体内の巡りを促すブレンド、空気が乾燥し始める初秋には秋のトータルメンテナンスなど季節に応じた種類もあり、迷った時はスタッフが相談にのってくれますよ。
地元の畑で育てたハーブのお茶には、グルテンフリーのお菓子がよく合います。米粉でつくるレアチーズケーキやシフォンケーキとセットにしていただくのがおすすめです。
温かいものが恋しくなるこれかの時期は、甘酒でつくるおしるこも加わります。自家製甘酒を使用した豆乳ベースのおしるこに、豆腐の白玉と煮あずき。これと体の内側を温めるハーブティーを組み合わせれば、体の芯からポカポカに。
お昼時におすすめの「ハーブランチ」は、ピザ窯で焼くモチモチのピザとハーブを使った5種類の副菜をプレートに盛り付け、見た目以上のボリュームです。彩りも豊かな副菜は日替わりでキャロットラペには和ハッカ、キノコのソテーにはオレガノ、ゆでたジャガイモにはバジルペーストといった具合にハーブを使った体にやさしい味わい。取材時はミネストローネだったスープもオレガノ入りで驚くほどに具沢山、野菜たっぷりです。
ハーブティーのほかにロンドンのティーブランド・NEWBYの紅茶をラインナップしているのも大きな魅力です。ファーストフラッシュとセカンドフラッシュの茶葉だけを使用し、世界各国の5つ星ホテルやミシュラン星付きのレストランで親しまれている高級茶をダージリンやストロベリー&マンゴなど4種類の茶葉から選びます。自家製のスコーンと一緒に味わって。
畑で育てたハーブティーから英国の高級茶まで幅広く楽しめる「風早茶房」。葉山の澄んだ空気の中でゆったりとした気分で過ごせます。ぜひ訪れて素敵な時間を過ごしてくださいね。