1982年に創業、クライミングウェアをルーツとするアメリカ発のアウトドアブランド「グラミチ」。
“Freedom of Movement”というスローガンのもと、フィールドでの経験に裏打ちされた確かな機能と独自のデザインによって多くのクライマーやサーファー、スケーターたちのカルチャーに影響を及ぼしてきました。
そんな「グラミチ」の国内初となる旗艦店「Gramicci Harajuku」が、日本を代表するファッションストリート原宿にオープン。ということで、さっそく店を訪れてみました!
店内の設えはソリッドでクリーンにデザインされつつ、本物の天然石や植物、木など自然のマテリアルも取り入れられ、自然と街を繋ぐグラミチらしい世界観を体験することができます。
フロアは1階と2階に構成され、1階はシーズナルやプッシュアイテムをラインナップ。またコミュニティスペースとしての機能を持ち合わせており、カフェスペースも併設。買い物の合間に、コーヒーブレイクを挟むこともできますよ。
とくにひときわ目を引いたのが、キーンとのコラボアイテムでした。
サンダルとハイキングシューズを融合したキーンの「ニューポート レトロ」のアッパーが、吸湿発散性に優れるヘンプ素材にアレンジされています。
爽快な印象でいて、ストラップの随所にはグラミチのウェビングベルトに取り入れられる“ジグザグ”のステッチをあしらい、グラミチのエッセンスも感じられるアイテム。春夏の行楽やアウトドアシーンの足元に添えたい一足です。
一方、2階はシーズナルアイテムのフルラインナップから「GRAMICCI PANTS」や「G-SHORT」などの定番アイテムを豊富に取り揃えています。
今年で3回目の実施となるアウトドアブランド「アンドワンダー」とのコラボアイテムもご覧の通りズラリ! 毎回、発売して間もなく完売してしまうという人気コラボなので、早めのチェックをおすすめします。
グラミチといえば、「ステューシー」や「カーハート WIP」などのブランドを手掛けた実績のあるステファン・ウェンドラーが2022年よりクリエイティブディレクターに就任。
彼に替わってから力を入れているというシーズナルのTシャツももちろんラインナップ。グラミチにまつわる意匠をさりげなく表現したポップなグラフィックが魅力です。
まず1つ目は、1980年代の創業初期のアーカイブをベースに、グラミチの空気感を現代に再現した「O.G.シリーズ」の、春夏に心地良いコットン シアサッカー生地を使用したアイテムから。
ペールトーンのギンガムチェックがカジュアルに装えるキャップと、ショーツグラミチの原点ともいえる最もクラシックなモデル「G-SHORT」と、やや膝下丈でよりリラクシーに穿ける「LAGOON SHORT」の2種類。
もちろんクライミングをルーツとするショーツならではの股下のガゼットクロッチによって、足さばきも楽々。休日をアクティブに過ごすときも快適です。
2つ目は、定期的にリリースしているパンツのなかで女性にもっとも人気だという「VOYAGER PANT」。
タフなオーガニックコットン ツイル素材に後染めを施したフェイドカラーが魅力で、古着のような味のある雰囲気。
腰からもも辺りにかけて緩やかに広がり、再び裾に向かってテーパードするパターンが特徴的で、ゆったりしながら女性らしい美しいシルエットを実現してくれます。
最後は、Aラインの膝下丈スカート。独自のナイロン素材を使用し、独特のドライタッチと製品洗いを施したようなワッシャー感が楽しめます。
後身頃は長めのテールカットで、裾廻りのドローコードによってシルエットを自在にアレンジできるのもうれしいポイント。
さらにパッカブル仕様なので持ち運びにも便利で、撥水性に優れ乾きやすくウォーターアクティビティでも活躍してくれますよ。
これまでセレクトショップなどの取扱店では一部の商品のみ、グラミチ直営店ではECサイトでのみの購入でした。「Gramicci Harajuku」ではブランドの世界観を体験しながら、圧巻のラインナップを実際に手にとることができるので、ぜひ店に足を運んでみてください!
Gramicci Harajuku
所在地 東京都渋谷区神宮前6-13-11 Gramicci Harajuku
電話番号 03-3101-0210
営業時間 11:00〜20:00
定休日 不定休
https://gramicci.jp/
文=平野美紀子
写真=釜谷洋史