東北の空に環水平アーク 青空に映える虹色のライン

  • 2025年5月3日
  • ウェザーニューズ

2025/05/03 12:52 ウェザーニュース

4連休初日の今日3日(土)・憲法記念日は、沖縄から東北で晴れているところが多くなっています。その中でも上空に薄い雲がかかっている東北では、「環水平アーク」と呼ばれる虹色の帯が見られています。

春から秋にかけての昼間に見える

環水平アークは薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させてできる光学現象の一つで、太陽の中心から下方46度前後の空の低いところに出現します。

水平に長く伸びる虹の帯となることから環水平アークと呼ばれ、太陽高度が68度前後の時に最もはっきり現れます。太陽高度が高い、4月上旬から9月上旬にかけての昼前後が見えやすい時間帯です。

ゆっくり天気下り坂へ

今日は日本海に伸びる前線の先端の上層雲が東北の上空にかかっており、この雲を構成する氷の粒によって、環水平アークが出現したと考えられます。

前線の接近に伴って午後は雲の厚みが増してくる予想で、ハロなどの虹色現象は観測しづらくなっていきます。東北では夕方以降は雨の可能性があり、今日の虹色現象は天気下り坂のサインと言えそうです。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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