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京都のお寺で見つけた♪ キュートな猫のおみくじ&お守りでご利益祈願【東寺・平等寺・仁和寺】

  • 2023年2月22日
  • ことりっぷ


京の町の人々に親しまれてきた「因幡薬師」こと平等寺、弘法大師空海ゆかりの東寺、皇室ゆかりの仁和寺。3つの古刹で猫をモチーフにした愛らしいお守りやおみくじを見つけました。健康、開運、縁結び、金運アップなど、期待できるご利益もさまざまです。JR京都駅からスタートし、東寺、平等寺、仁和寺の順で1日に3つのお寺をめぐることも可能。すてきな授与品を求めて、歴史ある京都のお寺をめぐりませんか。
JR京都駅から南西方面へ徒歩15分ほど。京の都のシンボルのひとつ、高さ55mの五重塔を目指して進みます。東寺は、平安京遷都の2年後にあたる796(延暦15)年に都を守護する官寺として建立され、のちに嵯峨天皇が弘法大師空海に託して以来、真言密教の根本道場となりました。大伽藍が連なる境内に一歩足を踏み入れると、たちまち凛とした空気に包み込まれます。
拝観受付のある建物内部と軒下にはお守りやおみくじが所せましと並んでいて、おみくじの種類の多さは、京都随一といえるかもしれません。縁結びのご利益があるという愛染明王にちなんだ「愛染さんからの一言おみくじ」、小槌(開運)、刀(厄除け)、だるま(家内安全)など10種のうち1種が入った「幸運おみくじ」、十二支、七福神、天邪鬼、不動明王の姿をしたおみくじなどバラエティ豊か。なかでも人気なのが、手のひらにいくつも乗るほど小さな「招き猫みくじ」。ウインクをしていたり、おどけていたりと、豊かな表情に思わず笑みがこぼれます。
地下鉄四条駅または五条駅から徒歩5分の街なかにたたずむ「平等寺(因幡薬師)」。国の役人として因幡国(現在の鳥取県)に赴任していた橘行平が帰京する際、後を追ってやってきたと伝わる薬師如来像が、ご本尊としてお祀りされています。薬師如来が人々の心や体の病を癒してくれる仏様であることから、病気平癒、とくにがん封じのご利益で厚く信仰されています。
2022年2月22日「猫の日」に登場した病気平癒のお守り「無病守」は、いつのまにか境内で暮らすようになったという雌猫のゴマ、雄猫のチョビ、今は亡きボス猫のクロなど計6匹の猫が描かれていて、六猫(むびょう)=無病のお守りとして人気を呼んでいます。猫たちは、寒い日にはお堂に上がってコタツのなかでまったり過ごすことも多いそうですが、境内でひなたぼっこしたり、お散歩したりする姿に出会えることもあります。
犬好きさんには、最近お目見えした健康祈願の「いぬ守」がおすすめ。関西の昔ながらの方言で「いなくなる」を「去(い)ぬ」といい、その言葉にちなんで「病が去(い)ぬ」という願いが込められています。
世界遺産としても知られる真言宗御室派の総本山仁和寺。京都市バス「御室仁和寺」下車すぐ、または嵐電御室仁和寺駅から徒歩3分でアクセスできます。888(仁和4)年、第59代宇多天皇によって創建されて以来、天皇や皇族が住職を務めた格式高い門跡寺院。遅咲きの御室桜の名所としても知られています。優美な趣きがただよう御殿から望む、白砂と松のコントラストが美しい南庭や、五重塔を借景にした池泉鑑賞式の北庭も見どころです。
宇多天皇の日記『寛平御記(かんぴょうぎょき)』によると、先帝から賜った黒猫を可愛がっていたそう。原文は漢文ですが、現代語訳すると「ほかの猫より速くネズミを捕まえる」、「丸くなって座ると黒い玉のよう」など愛猫家だったことがわかる記述が見られたそう。この史実にちなんで数年前に誕生したのが「招き猫おみくじ」。黒、白、金、黄色の4種がそろいます。黒猫は厄除けや魔除け、白猫は来福福招き、金猫は金運財運福招き、黄猫は金運良縁運招きのご利益が期待できそう。猫たちは、片手を上げていますが、左手を上げた招き猫は「人を招く」、右手を上げた招き猫は「お金を招く」そうなので、願いごとにあわせて選んでくださいね。
京都で見つけた、猫の授与品。自分のためにはもちろん、猫好きの人への贈りものに添えても喜ばれそう。ご利益が舞い込みますように!

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