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青森、十和田・奥入瀬旅、水辺と現代アートに癒やされる休日

  • 2022年9月4日
  • ことりっぷ


青森と秋田の両県にまたがる十和田湖。世界でも珍しいと言われる二重カルデラのこの湖周辺を中心としたエリアは、緑に輝く森や清冽な奥入瀬渓流が癒やしを与えてくれる別天地です。十和田湖までは東北新幹線八戸駅からバスで2時間15分ほど。大自然のなかでリラックスしたあとは、アート鑑賞を。十和田市現代美術館では、国内外で活躍するアーティストの現代アートを体験できます。今回は十和田・奥入瀬への休日旅をご案内します。
十和田湖は、20万年も昔に鳴動を開始した十和田火山の噴火によってできたカルデラ湖で、最大水深は327m。湖水は透明度10~12mという水質を誇ります。湖畔で間近に眺めれば湖に吸い込まれそうなほど。神秘的な湖です。
湖を囲むように瞰湖台や発荷峠など5つの展望台が点在し、全景を眺めることができます。十和田湖はクルミを割ったようなかわいらしい形。コバルトブルーの水を湛え、周囲を囲む外輪山の風景や空を映す絶景が広がります。
十和田湖を源とする奥入瀬川のうち、トチノキ、カツラ、サワグルミを中心としたブナ帯における渓畔林を流れる子ノ口から焼山までの約14kmが奥入瀬渓流。清涼感あふれる水流と苔むした岩、蒼がかった神秘的な森に出会える景勝地です。
渓流に沿うように遊歩道が整備されていて、「三乱の流れ」や「阿修羅の流れ」、「雲井の滝」など風流な名前が付いた自然美の名所を眺めながらトレッキングが楽しめます。アップダウンが少なめの歩きやすい遊歩道ですが、14km歩くのがきつそうという時は、途中レンタサイクルやバスを利用するのもおすすめです。
「アートのための家」をコンセプトにした現代アート美術館。世界的に活躍するアーティストのアート作品を、1室に1作品展示されゆっくりと鑑賞することができます。
十和田と縁が深い「馬」をモチーフとしたチェ・ジョンファの作品≪フラワー・ホース≫や、高さ約4mの女性像、ロン・ミュエク≪スタンディング・ウーマン≫など巨大立体作品も多く、作品を間近で鑑賞したり、記念撮影をしたり現代アートを体験できます。
美術館の向かい側には「アート広場」も整備され、草間彌生の作品≪愛はとこしえ十和田でうたう≫も展示されていますよ。
十和田市現代美術館から街歩きを楽しみながら7分ほど。地元の人や観光客が無料で休憩したり、十和田市現代美術館の蔵書の一部を閲覧したりできるコミュニティスペース「14-54」があります。「14-54 Pizzeria」はこちらのスペース内にあるピッツェリア。
本場イタリアの小麦粉やモッツァレラチーズに地元産のハーブやニンニク、野菜をトッピング。薪窯でナポリピッツァを焼き上げます。生地はカリっと、モッチリ香ばしく、チーズはとろとろ。素材がおいしく調和しています。薪の香りにも癒されながら味わってみてくださいね。
十和田湖や奥入瀬渓流の水辺と、十和田市現代美術館でアート作品を体験できる青森県十和田市。次の旅の参考にしてみてくださいね。

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