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横浜中華街で老上海の社交界を彷彿とさせるレトロモダンな雰囲気に浸る♪上海料理店「状元樓」

  • 2022年4月4日
  • ことりっぷ


たくさんの飲食店がひしめく横浜中華街のメイン通りにたたずむ「状元樓」。上海から調達した調度品を揃えたクラシカルなお店では、上海料理が得意とするフカヒレを使った極上の煮込み料理や蒸したての小籠包などがいただけます。ノスタルジックな雰囲気も漂う中華の老舗で異国情緒を楽しんではいかがでしょうか。
氷川丸の停泊する山下公園から中華街の東の入り口朝陽門から入って中華大通りをまっすぐ進んだ先に見えてくる上海料理の「状元樓」。創業1955年の老舗で、中華街にしては珍しい白亜の建物の正面はエレガントなアーチを描きステンドガラスをはめ込むなどヨーロッパの影響を受けた租界時代の上海の様子を物語ります。
お店は1920年代のフランスの外国人居留地となる租界が実在していた老上海をイメージしたつくりで、西洋のアールデコ調の建物に中国の伝統文化が混在します。内装材からシャンデリアなどの照明、調度品に至るまですべて上海で調達したこだわりは、モダンで神秘的な異国情緒たっぷり。まるで“東方のパリ”と例えられた時代の老上海にタイムトリップしたかのよう。
華やかな社交場をイメージしたという1階の奥には、中国の伝統的なベッドをモチーフにした精巧な彫刻で囲まれた人気の半個室もあります。
大理石の階段を上がった2階の窓辺はロマンチックなカップルシート。中華大通りの往来を見ながら大きなソファーにゆったりと体を預けてのんびりと過ごせますよ。
3階のパーティルームや5階の個室もそれぞれ趣が異なり、洗練された空間が広がります。
ひとくくりに中華料理といっても国土の広い中国は四川料理や広東料理など地域ごとに歴史と特徴のある料理が確立していて、上海料理は醬油と白湯スープを使った煮込み料理が多いのだそう。
看板商品の「状元特上フカヒレ姿の土鍋煮込白湯仕立て」(8800円~)もそうした煮込み料理の一つで、鶏ガラや豚骨を8時間以上コトコトと煮込んだ自家製白湯スープでフカヒレを煮る旨味が凝縮した濃厚な味わい。単品のアラカルトはもちろん、ランチのセットやつゆそばでもいただけます。「フカヒレと蟹肉入り煮込みつゆそば」は、とろみのあるスープに麺とフカヒレがよく絡みコラーゲンも豊富な一品。コクのあるスープと一緒にぜひ味わって。
もっちりとした皮の中にジューシーな肉餡と熱々のスープたっぷりの小籠包も上海が発祥といわれています。このお店でいただくなら4色の小籠包がカラフルな「ミックス小籠包」がおすすめです。自慢の状元特製小籠包に加えて、オレンジ色をしたロブスタービスクや緑色の柚子胡椒、トリュフの黒など、カラフルで味わい豊かな4種類のセット。菊の花やナツメ、サンザシなどの体に良い素材をブレンドした「八宝茶」によく合います。
煮込み料理をはじめとして素材の旨味をたっぷり味わう上海料理のあとにいただきたいのはやはりさっぱりとしたデザート。ランチセットでもいただける杏仁豆腐もアラカルトなら季節のフルーツやゼリーと一緒にいただけるほか、マンゴープリンやアイスクリーム、タピオカの入った「MANGO MANGO」(1320円)や豆腐を使った「豆腐花」(880円)など中華街ならではのデザートも。ノスタルジックな雰囲気のお店でじっくりと味わってくださいね。

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