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東京・浅草で約70年にわたって愛されるおにぎり専門店♪「おにぎり浅草宿六」

  • 2022年3月29日
  • ことりっぷ


おにぎりをにぎる様子をカウンター越しに見られる「おにぎり浅草宿六」は、東京でいちばん古いおにぎりの専門店です。好きな具材をリクエストすると目の前でにぎり、湯気の出るできたておにぎりをお味噌汁や沢庵と一緒にいただけます。浅草のあたたかい下町情緒を感じるお店で長年愛される職人の味を堪能しませんか。
大勢の参拝客でにぎわう浅草寺の境内を抜けて少し歩いた先のビルの1階にたたずむ「宿六」。現在お店を切り盛りする3代目・三浦洋介さんのお婆様が、昭和29年にこの場所でおにぎりのお店の暖簾を掲げてからまもなく70年を迎えます。今は3代目の三浦さんがお昼、夜は2代目となる三浦さんのお母様がカウンターに立ちます。
のれんをくぐってお店に入ると、まず目に入ってくるのが檜の一枚板を使ったしっかりとしたカウンターです。カウンターにはショーケースが設置され、その中にはおにぎりの具材が並び、壁にはお品書きの札が掛かる様子はさながら寿司屋さんのようなおにぎり専門店。メニュー内容もカウンターも1代目から受け継いだものです。
おにぎりの種類は定番の「梅干」や「さけ」のほか、小さなエビを醤油につけた佃煮の「あみ」や「いくら」など17種類。日本各地から厳選して取り寄せる具材を実際に見ながらオーダーできますよ。素材の一つひとつを大切にするおにぎりは「ミシュランガイド東京2019」ビルグマンにも選ばれた世界も認める味わいです。
お米は毎年新米の時期に30銘柄ほどを試食する中から1銘柄だけを選び、1年間はその栽培農家さんから仕入れます。農作物は天候に左右されやすいため、毎年実際に味を確かめて宿六らしい味わいのあるお米を決めているのだそう。
こうして選んだお米は大きな羽釜で昼と夜2回ずつ計4回に分けて一日で1.5升を炊き上げます。ツヤがよくモチッとした粘り気もある美味しいごはんを香りのいい江戸前の海苔で包みます。
カウンターに座る楽しみは目の前でおにぎりをにぎる様子が見られることです。3代目の三浦洋介さんは毎年5月に開催される浅草の街をあげてのお祭り三社祭で町内そろいの法被を着て神輿を担ぐ江戸っ子で、具材によって塩梅を加減しながらより美味しく仕上げます。ごはんを型にはめて分量を決めると、手に塩をつけ、具材をごはんでつつんで握ること3回。流れるようなスムーズな職人技です。
片方の海苔がピッと立っているのが宿六流。まるで神輿を担ぐときに頭に締めた鉢巻きの角(ツノ)がキリっと立った様子を彷彿とさせるようなスタイルは、粋でいなせな江戸っ子の心意気が伝わります。
おにぎりは1個からでも注文できますが、好きな具材を2個選んでお味噌汁と沢庵とのセットにするのがおすすめです。カウンターでもイス席でも食べるペースに合わせて一つずつにぎり、香りのいい江戸前の海苔のパリッとした風味と共に味わえます。
テイクアウトもできるので、浅草さんぽで立ち寄ってくださいね。

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