歴史ある石和温泉の近く。山梨県笛吹市にある「カフェ ラペ」は、デザート系からお食事系まで、いろいろなバリエーションのフレンチトーストが楽しめる専門店。完成まで５年をかけたというフレンチトーストは、ここでしか味わえない、オンリーワンのふわとろ食感です。人気のフレンチトーストを始め、上から下までかわいいが詰まった季節のパフェやアートスムージーも楽しめますよ。
JR「石和温泉駅」から車で約５分。国道20号線沿いの少し奥まった場所に「カフェ ラペ」はあります。「ラペ」とはフランス語で「癒し」の意味。店名のとおり、一歩足を踏み入れば、甘く幸せな香りが癒しを与えてくれます。
こちらは、フレンチトースト好きの店主・佐藤いづみさんが、５年間あらゆるフレンチトーストを食べ歩き、試行錯誤を重ねて完成させた黄金比のフレンチトーストを提供するお店。その味を求めて、山梨はもとより、県外からも多くの人が訪れます。
もともと石和温泉の旅館で働いていたという、佐藤さん。旅館で学んだ“真心のおもてなし”は、いたるところに息づいています。お店の前に掲げられた予約ボードもそのひとつ。旅館の入口に宿泊者名が書かれているように、「お待ちしておりました！」の言葉をそえて、予約した人の名前が丁寧に書かれています。
白で統一されたおしゃれな内装は、なんと、店主のDIY。漆喰塗りの壁も、壁掛けの大きなメニューボードも、手間ひまかけた手作りです。
壁の一部に貝殻やサンゴが埋まっていたり、ポップな絵が飾られていたり。店内は目を楽しませるものがたくさん。一度腰をおろすと、ずっとここにいたくなります。
お店自慢のフレンチトーストは、店主が長年研究を重ねた“黄金比のアパレイユ”が中までじゅわっと染み込み、ふわとろ。口に含むと、幸せな気持ちとともに溶けていきます。
定番で人気なのは「キャラメルバナナ生クリームフレンチ」。とろんとコクのあるキャラメルソースがぐるりと一周かかっているので、たっぷりかけてどうぞ。
お食事系のおすすめは、ここでしか味わえない炙ったフレンチトースト。「マヨ」と付くメニューを注文すると、フレンチトーストの表面にかけられたマヨネーズを、目の前でバーナーで炙ってくれます。
炙ったフレンチトーストは、香ばしさが加わり、クセになるおいしさ。ほんのりあたたかくて寒い季節にもぴったりです。
フレンチトーストに次ぐ人気のスイーツがこちら。旬の素材を贅沢に使った、季節限定のパフェです。
秋は、ほくほく食感の栗とほろ苦いコーヒーを使った「コーヒーとマロンのパフェ」がお目見え。こんもりと栗が盛り付けられ、食べ応え満点です。食べ進めると、中には栗の渋皮煮やエスプレッソのゼリーも入っており、食感や味の変化を楽しめますよ。
こちらは、美しさにみとれてしまう「アートスムージー」。フォトジェニックな見た目だけでなく、着色料を一切使用していない、素材の色で作られたからだ想いの優しいドリンクです。
中は、甘酸っぱいいちご、さっぱりしたブルーベリー、一番下はさわやかなヨーグルトの３層仕立て。アートでおいしい１杯を思う存分に楽しんでくださいね。
一人でも友達同士でも、気兼ねなく過ごせる「カフェ ラペ」。旬を大切にしているお店なので、何度も足を運びたくなります。
